みんなでワイワイ集まるときには大定番!一本買えば、サワーにチューハイなんでもござれの「甲類焼酎」。懐さびしい若い年代に重宝されているお酒ですよね。筆者も若いころはボトルを抱え込んで仲間と一緒に楽しんだものです。
しかし!そんな「甲類焼酎」にも結構銘柄があるってご存知ですか?
今回は、チューハイのベース用のお酒としておすすめ!人気の「甲類焼酎」をランキング形式でご紹介します!
チューハイに合う甲類焼酎のおすすめ銘柄
第12位 昔ながらのコスパ最強焼酎「ビッグマンプレミアム」
現在中年以降の方にはお馴染みの焼酎「ビッグマン」。そのワンランク上を行くちょっと贅沢なボトルが「ビッグマンプレミアム」です。
まず驚くのがそのお酒の色。ビッグマンなのに透明じゃないんです!3年以上の長期熟成で、樽の風味も豊かな「ビッグマンプレミアム」は、ほんのり琥珀色。
ベーシックタイプの「ビッグマン」より味が強く、樽の風味もあるため紅茶やウーロン茶で割るのがおすすめ。「ビッグマンプレミアム」で、ちょっと大人のウーロンハイにチャレンジしてみてください!
おすすめのつまみ
焼き鳥などの少し脂の乗ったもの。筆者はよくトリカワでグイっといきます。
第11位 スキッと爽やか「大五郎」
「俺とお前の~♪」のCMで、一定年齢以上の方なら知らない人はいない焼酎、それが「大五郎」です。
透き通る焼酎から見て取れるように、純水仕上げでスキッさわやか、癖がなくベース酒には最適と言えます。
このさわやかさを生かすのは、レモンやゆず、グレープフルーツの生果汁と合わせたサワー!
生の果実を買ってきて、焼酎とサワーを注いだグラスに「ぎゅー」っと搾って入れましょう!果肉ごと味わうとさらに美味です。
おすすめのつまみ
スモークチーズなども少しクセにある物も合います。レモンサワーならクリームチーズなども合いますし、割り材によってチーズの種類も色々変えれますよ。
第10位 貯蔵酒入りでリッチ「サントリー 大樹氷」
焼酎のびりびりとしたアルコール感がどうも苦手、という方には「サントリー 大樹氷」をおすすめします。貯蔵酒入りでちょっとリッチ、そして口当たりがまろやかに。
よりおいしいチューハイを飲みたいのなら、これをベースにウーロンハイや緑茶ハイをつくってみてください。
さわやかなですっきり飲みやすく、アルコール感も弱まっていくらでも飲めますよ。
おすすめのつまみ
ゆっくり時間をかけて飲み続けられる「大樹氷」には枝豆などが最適です。
第9位 金星印が頼もしい「甲 サッポロ焼酎」
チューハイベースにするにはすこし贅沢かも?金星印が頼もしい「甲 サッポロ焼酎」をベースにするときには、フルーツから搾った生果汁を使いましょう。
定番のレモンもアメリカ産ではなく瀬戸内産に、グレープフルーツではなく文旦に、といったように、割材をちょっとリッチにするのがポイントです。
安いベース用焼酎ではアルコール臭がきつすぎてフルーツの香りを感じにくいですが、これならカクテル気分でフルーツチューハイを楽しむことができます。
おすすめのつまみ
しっかりした味付けのつまみが最適です。唐揚げなど揚げ物もフルーツチューハイとの相性は抜群ですよ。
第8位 きれいな水の味がする「サントリー 鏡月」
有名な甲類焼酎は数多くありますが、中でもネームバリューがあるのはこの「鏡月」でしょう。
素直できれいな酒質の「鏡月」は、どんなフレーバーの酎ハイにしても違和感がなく、ぐいぐいと飲めてしまいます。
いろんな割材を用意するのが面倒なときには、ドラッグストアなどで売られているレモンソーダと割るだけでもOKです。
おすすめのつまみ
シンプルで本当に真っ直ぐな「鏡月」には刺身など生ものでも臭みを感じず、美味しく飲むことが出来ます。
第7位 大衆酒場のトップバッター「宝焼酎 ゴールデン」
気軽に通える大衆酒場、これがなければ始まらない!「とりあえずビール」?いえいえ、とりあえず「焼酎ハイボール」でしょ!
居酒屋料理と抜群の相性を見せてくれる「宝焼酎 ゴールデン」の焼酎ハイボールなら、いつもよりもっと楽しいお酒の時間を味わうことができます。
原料はトウモロコシと大麦、それにサトウキビの糖蜜。飲んでみるとほんのり優しい甘さが口の中に広がります。
この甘さはコクのある果実と好相性。ぶどうの焼酎ハイボールや桃の焼酎ハイボールのベースにどうぞ!
おすすめのつまみ
から揚げ、枝豆、焼き鳥に冷ややっこ、定番つまみと好相性!
第6位 和の香り漂う「NIPPON」
「NIPPON」、この焼酎はその名の通り飲んだ瞬間に「和の香り」を感じることができます。具体的にはどのような香りなのか?と聞かれれば、それはズバリ、「桜餅」。
日本の春の代表的スイーツ桜餅のような絶妙の甘さと辛さ、その秘密は桜の熟成樽にあります。さらに原料にも桜の葉の塩漬けが入っているんです。そう、桜餅についているあの葉っぱです。
これは甲類焼酎ながら、かなり個性的な味なのでそのまま飲んでも美味しいです。ちょっとアルコールがきついなぁと感じる方はサワーで割って楽しんでください。
おすすめのつまみ
香りがある「NIPPON」には塩ベースの味付けの物がおすすめです。また和菓子なども絶対に合うこと間違いありません。
第5位 世界遺産の深層水使用!「グランブルー」
北海道にある世界遺産といえばそう、「知床」ですよね。その知床は羅臼沖の海洋深層水を使用して作られたのがこの「グランブルー」です。
濃い青のボトルが印象的ですよね。筆者も若いころはよくこのボトルを行きつけでキープしていたものです。
さてそんな「グランブルー」、味は焼酎というよりは「ウォッカ」に近く、癖もかなり強いんです。辛み、苦み、そして米由来のコクと甘みがほんのりついているといった風で、そのまま飲むのはちょっとお勧めできません。
アップルサイダーやライムサワーのように、さわやか系の果物と割って飲むととても美味しいお酒に変化します。
おすすめのつまみ
マヨネーズを使った料理。ポテトサラダなどでもいいですし、面倒ならツナマヨだってしっかりつまみになりますよ。
第4位 独特の香りと味がある「サッポロ トライアングル インディゴ」
複数の原料から作られ、独特の香りと味を持つ「サッポロ トライアングル インディゴ」。
あまり見かけないお酒ですが、炭酸とよく合う味でカクテルベースにもおすすめ。
桃やりんご、ぶどうフレーバーのチューハイにしてもおいしく、女性が多く集まるパーティーには1本用意しておきたいところ。どんな料理にもよく合います。
おすすめのつまみ
少し刺激のある物がこのお酒の味を引き立ててくれます。フルーツフレーバーで飲むならエビチリなど甘辛なものが合います。
第3位 用途はただ一つ!「宝焼酎 レモンサワー用」
なんと、レモンサワーの為だけに作られたのが「宝焼酎 レモンサワー用」。
どこがどうしてレモンサワー専用なのかといえば、レモンに合うハーブの入った原酒を使用、さらに「レモンペアリング製法」でレモンの風味を最大限に生かす焼酎なんだそうです。
実際に生レモンを搾って指示通りにレモンサワーにしてみると、さわやかなレモンの酸味とピリッと来るコリアンダーの香りで「夏にこそ最適!」というお酒になりました。
おすすめのつまみ
用途もシンプルならつまみもシンプルに冷や奴を!いつでも同じ味わいを楽しめますね!
第2位 焼酎なのに洋酒の香り!?「宝焼酎 極上」
安価で庶民派な甲類焼酎にあって、「洋酒のように豊かな香り」のする銘柄が「宝焼酎 極上」です。口当たりもまろやかで、その華やかさは「ラム酒のよう」と評する人もいます。
このままでもなかなか旨い酒なのですが、個人的には「緑茶割り」をおすすめします。
爽やかな緑茶の風味と豊かな焼酎の香りが混ざり合い、何杯でも飲めそうです。
おすすめのつまみ
意外となんにでも合わせられるお酒で、和・洋・中選ばず楽しめます。デザートなんかも合いますよ。
第1位 下町のキング「キッコーミヤ焼酎」
甲類焼酎といえばこれ!という下町っ子は多そうです。「金宮」の「キッコーミヤ焼酎」は、東京の下町は人情味あふれる酒場で人気の銘柄。
なんの味のチューハイにしても邪魔をしないその没個性、すっきりとして「お酒ということを忘れそう」なぐらい、割り材の良さを消すことがありません。
チューハイ、サワーの名脇役でホッピーとの相性も抜群です。
とにかく酔いたい気分の時は、「キッコーミヤ焼酎」でおいしいチューハイを作って楽しんでみてくださいね。
おすすめのつまみ
割り材によって表情を変えてくれますが、シンプルなチューハイを飲むならするめなど噛めば噛むほど味の出るつまみが良いでしょう。
その他のジャンルのおすすめ焼酎銘柄をまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。
レモンサワー・酎ハイに合うおすすめ焼酎 ジャンル別おすすめ焼酎特集そもそも甲類焼酎ってなに?
冒頭でみんなで集まるときの大定番といいましたが、「甲類焼酎」って何だろうって思ってる方いませんか?
実は焼酎にも製造方法や原料によって分類が区別されているってご存知でしたか?甲類焼酎を紹介する前に簡単にその分類と、甲類焼酎について少し詳しく説明していきます。
・乙類焼酎
大きく分けて焼酎にはこの2種類があります。
平成18年5月1日から名称変更され連続式蒸留焼酎(甲類)・単式蒸留焼酎(乙類)と変更されています。
次は酒税法に触れながらこの2種類の違いを見ていきます。
分類の定義とは?
酒税法では以下のように定義されています。
連続式蒸留焼酎(甲類)
A 連続式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分36度未満、
単式蒸留焼酎(乙類)
B 単式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分45度以下のもので、ウイスキー、ブランデー、ウオッカ、ラム、ジンなどに該当しないものをいいます。
つまり製造方法の段階で大きな違いがあるわけです。またあまり知られていませんが、原料にも違いがあります。
甲類焼酎は酒粕や、糖蜜などの発酵液を原料をしているものが多いのですが、乙類は米・麦などを原料としているんです。
甲類焼酎の特徴
先に焼酎の種類について簡単に説明しましたが、チューハイのベースに使われるのはほとんど甲類焼酎ってご存知でしたか?
なぜ甲類焼酎が多いかというとちゃんと理由があります。
1.雑味がない
連続式蒸留をすることでよりクリアで飲みやすい。
2.低価格
原料が発酵液が主なので低コストで品質も安定する為、量産に向いている。
簡単にあげるとこのようなことから、チューハイのベースとして甲類焼酎が好まれて多用されています。
ホワイトリカーも甲類の分類です。乙類焼酎は蒸留を1~2回程度しかしないため、どうしても風味や原料のうまみなどが時として、邪魔をしてしまう可能性があります。
でも甲類焼酎を選んでおけば、その心配もなくクリアで美味しいチューハイが飲めるというわけです。
割るときのポイント
チューハイって単純だからこそ、割るときのポイントをしっかり覚えておけばよりうまいチューハイを楽しめますよ。
①グラスはしっかり冷やしたものを使う
あらかじめ冷蔵庫でグラスをしっかり冷やしておきましょう。
冷凍庫に入れてもいいですが、その場合は、しっかり水分をふき取って少し厚めのグラスにしましょう。
②氷は小さい物から順にたっぷり入れる
グラスに氷を入れたら少しステアしてグラスを馴染ませましょう。
③甲類焼酎を入れる
まずは焼酎だけ入れてよく混ぜましょう。これをするだけで喉通りがグッと良くなります。
分量は焼酎【1】:割り材【2】を目安にしましょう。あとはお好みで調整して下さい。
④炭酸(割り材)を優しく注ぐ。
せっかくここまで丁寧にしたのに炭酸を勢いよく注いでしまっては台無しです。
低い位置からゆっくりと注いでください。注いだらマドラーで一回りしたら完成です。
甲類の焼酎でチューハイやサワーをもっと楽しもう!
自宅では毎日の晩酌の相棒として、居酒屋では安価に飲めるチューハイやサワーとしてお馴染みの甲類焼酎も、実はいろんな銘柄があるんですね。
割り材が同じでもベースのお酒が違うとかなり雰囲気が変わってきます。
自分好みのベース酒を見つけて、お酒ライフの幅を広げてみてはいかがでしょうか。