脂が乗っているうなぎと、ヘルシーなあなご。かば焼きの他にも、白焼きやゼリー寄せなど様々な調理法があるうなぎ・あなごは、調理法によって合わせるお酒を変えるのが正解!
料理によっては、日本酒だけでなくビールやワインなどもよく合いますよ。
今回は、うなぎ・あなご料理と特に相性の良いおすすめのお酒をご紹介します。是非試してみてくださいね。
スッキリドライ「トリンバック シルヴァネール」
白焼きにしたアナゴ料理には、リースリングの白ワインを合わせるのがおすすめ。リースリングのレモンのような酸味が全体を引き締めてくれます。
トリンバックの白ワインは、華やかな香りとスッキリしたドライな飲み口が印象的。
ブドウの果実味と繊細な香りは、白身魚と相性抜群。アナゴだけでなく、お刺身やお寿司など和の魚料理とよく合います。
キュートな果実味「バルディビエソ ブリュット ロゼ」
かば焼きも白焼きにもあうのが、ロゼのワイン。赤より軽く、白より甘みが強いロゼワインは、どんな料理とも合わせやすい名選手!
スパークリングワインを選ぶと重くなりすぎません。ピノ・ノワールを使用したこのロゼワインは、特にうなぎ・あなごとの相性抜群。ピノ・ノワールの香りがかば焼きの甘辛さとベストマッチ。
キュートな果実味と引き締まった酸、弾ける泡が、うなぎ・あなごの食感とよく合います。
スパイスとよく合う「レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション” シラー」
60%をミディアムトーストのフレンチオーク樽で、20%をミディアムトーストのアメリカンオーク樽で18ヶ月熟成した赤ワインです。赤ワインの果実味は、甘辛いタレとよく合います。
シラーというブドウを使ったワインはスパイシーな香りを持っているので、わさびや山椒を使う料理と合わせるのがおすすめ。
きめ細かくて落ち着いた味わい。派手さはありませんが、じっくり飲んでおいしいワインです。
洋食と合わせて「クロ ゴドー シノン ルージュ 2019年」
フランス、ロワール地方の煮込み料理、「マトロット・ダンギーユ」。バターとスパイスで炒めたうなぎを赤ワインで煮込んだもので、素朴なお母さんの味として今も造られているんだとか。
マトロット・ダンギーユには、シノン・ルージュを合わせるのが定番とされています。
独特な青臭い香りが、洋食に使われるハーブとベストマッチ!もちろん、他の洋風のうなぎ料理ともよく合いますよ。
意外な組み合わせ「独歩ビール シュバルツ」
うなぎ料理にはビールという方も多いかもしれませんが、最近注目されているのが、ピルスナーではなく黒ビールを合わせるスタイル。
黒ビールの香ばしさとコクが、かば焼きの甘辛さとよく合うんです。
とくに独歩ビールのツュバルツは、「ウナギに合うビール」をコンセプトに作られたお酒。
甘さや苦味、癖を抑えてスイスイ呑める味わいに仕上げてあります。普通の黒ビールは濃くて呑みにくいと思っている人にも試してみてほしいおいしさです。
香ばしさが合う「サンクトガーレン ブラウンポーター」
ブラウンポーターとは、スタウトの原型になった黒ビールのスタイルのこと。炭になる直前まで黒麦芽を焦がし、香ばしさを出しています。
コーヒーやビターチョコレートのような、優しいほろ苦さが印象的。焦げ目のついたうなぎやあなごと合わせると、ビールの香ばしさと一緒に旨みが口の中で広がります。
ピリリと刺激的「ジャパニーズスパイスエール山椒」
第2回世界に伝えたい日本のクラフトビール2016で一位に輝いたクラフトビールです。
ホップの代わりに山椒を使っているため、山椒のスパイシーさとホップの爽やかな風味が特徴。
後から追いかけてくるモルトの甘みが印象的。スパイシーすぎないよう調整されており、飲みやすい味わいです。
山椒をふりかけて食べるうなぎやアナゴ料理とは、もちろん相性抜群!
タレとの相性抜群「西の関 手造り純米酒」
「うなぎ料理と合わせるならこれ!」と通が口をそろえる西の関。とくにうなぎのかば焼きと合わせると、最高のマリアージュが楽しめると評判です。
甘味が強い旨口の日本酒である西の関。口当たりはスッキリしているのに、まろやかな甘みが後から顔を出します。
とろけるような甘味と旨みが、うなぎのタレと旨みに絡んで得も言われぬおいしさになりますよ。
しっかりした味わい「純米大吟醸 鵬シルバー」
最高級の酒米「山田錦」を使用したお酒です。ふくよかで優しい口当たりと、しっかりした酸にコクのある旨み。
しっかりした味の和食からイタリアンなどの洋食まで、どんな料理とも合わせやすい一本です。
普段は冷で。冬は熱燗で呑むのもおすすめですよ。
どっしり濃厚「藤の露 麦焼酎25°」
香ばしく味をつける料理には、焼酎もよく合います。とくに同じ香ばしさを持つ麦焼酎は相性抜群!
藤の露は濃厚な味わいが特徴の麦焼酎です。程よい苦味と香ばしさのハーモニーがお見事。
それなりに重さがあるので、どっしりした料理と合わせても負けずに料理のおいしさを引き立ててくれますよ。お湯割りにしても美味しくいただけます。