イタリア人の「ゆったりお酒を楽しむ」という姿勢から生まれた習慣、「アペリティーヴォ」。
夕食前にちょっと一杯飲んでおこう!というのは日本でもよく見る光景ですが、イタリアのそれは「ちょっと」ではなく1~2時間のんびり楽しむものらしいです。
そんなイタリアっ子が愛してやまない「アペリティーヴォ」に何よりも必要なものは、そう「イタリアのお酒」です。
今回はイタリアっ子が大絶賛する、人気のおいしい食前酒おすすめ8選をご紹介します。
爽やかさっぱりカクテルベース「カンパリ」
日本ではバーでよく見かけるお酒「カンパリ」は、ソーダやジュースで割って飲むカクテル用のリキュールです。
色合いは赤くベリー系の味を想像すると思いますが、その実とっても大人な味。ほんのり苦く、ハーブ由来のさわやかさが特徴で、さっぱりと飲めるお酒となっています。
「夕食をガッツリ食べたい」時には、「カンパリ」を食前酒にして腹ごなしが最適です!
柑橘とハーブのヘルシーリキュール「アペロール」
こちらもカクテル用リキュールの「アペロール」は、ビターオレンジやスイートオレンジに各種ハーブを合わせたとってもヘルシーなお酒です。
甘みもあるのでより飲みやすく、若い世代から支持を集めています。
オリーブの実やアボカドサラダなど、ちょっとオイリーでコクがあるおつまみと相性抜群!
ハーブ香るワイン「マルティーニ ビアンコ」
「マルティーニ ビアンコ」は、ハーブと白ワインをブレンドさせた「ベルモット」と呼ばれるお酒です。
ぶどうの甘さにプラスされる「ハーブ香」、ワイン好きの女性なら一瞬で虜になる味わいです。
カクテルベースとしても使用できますが、そのまま飲んでも美味しいですよ。
桃香るスパークリング「マルティーニ ベリーニ」
辛口スパークリングワインに桃のピューレを加えた「マルティーニ ベリーニ」、女子会前の食前酒には最適なお酒と言えます。
桃の甘さと官能的な香りに誘われて一口飲めば、その後はボトルが空になるまで飲み進めてしまいそうになるほど、「お酒というよりはジュース」のように軽やかな一本です。
ちょっとセレブに楽しむ「レ ヴァカンツェ シャルドネ」
キンキンに冷やして飲もう!「レ ヴァカンツェ シャルドネ」は、シャルドネ由来の心地よい酸味と甘み、そして微発泡で爽やかに飲める、高級感あふれる一本です。
食前酒として飲むときには前菜を、食中酒として楽しむときには淡白な魚介類とあわせて楽しんでください。
炭酸もさほど強くないので、「スパークリングワインの炭酸が苦手」という方にもおすすめです。
おしゃれすぎ!「アッバチーア イル・トルッキオ」
クリアなボトルに瓶詰めされた、シンプルでモダンなスタイルのおしゃれワイン「アッバチーア イル・トルッキオ」。
近年イタリアで大人気の「フリザンテ」スタイルの食前酒です。フリザンテとは、ごくごく弱く発泡しているワインのこと。
食前に炭酸を飲むとお腹が膨れてしまうけれど、ワインはスパークリングが好き、という方におすすめ。
透明な色合いからは想像できないほどエレガントな香りをもつ、酸味豊かでさわやかな味わいのワインです。
本格派には辛口の白「ヴィッラ サンディ プロセッコ DOC」
食前酒からアクセル全開で行きたい、お酒もワインも大好きな本格派には、辛口でミディアムボディの「ヴィッラ サンディ プロセッコ DOC」がおすすめです。
強炭酸のスパークリングで辛口ですから、燦々と輝く太陽のもとで明るい時間帯から美味しく飲めます。
泡立ちはクリーミー、かつ果実感は抜群。飲んだ瞬間から明るい気分にさせてくれる、イタリアの陽気のようなワインです。
スキッとスパイシー「ベネヴェンターノ ファランギーナ ヴェゼーヴォ」
食前酒だからと言って、アルコール感を控えめにしたくはない。スパークリングではなくまったりのんびりワインを味わいたい。そんな方は「ベネヴェンターノ ファランギーナ ヴェゼーヴォ」を食前酒に選んでください。
すっきりスパイシーな味わいに、複雑な香りと余韻が口の中で鮮やかに伸びていきます。
ミントのようなさわやかさ、紅茶のようなほんのりスモーキーなフレーバーもあり「手軽に飲める食前酒価格」なのにすべてにおいて高クオリティ!さすがワインの産地イタリアといった一本です。
休日前夜は食前酒から始めてみよう!
日本でも「プレミアムフライデー」が始まり、「早い時間帯からのお酒」がこれからはどんどん世間に浸透していくことでしょう。
そんな時、最初からビールや焼酎ではなく、おしゃれに「アペリティーヴォ」スタイルで、イタリアのお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。