居酒屋やバーでもお通しで出されることが多いナッツ系のおつまみ。
ナッツは空腹での飲酒を防ぐと同時に食物繊維によって血糖値の上昇を緩やかにする効果もあり、実はとても利に適ったおつまみの1つなんです。
アーモンドやクルミ、ピスタチオなど様々な種類があるナッツですが、それぞれ相性の良いお酒が違います。今回は、ナッツ系のおつまみとよく合うおすすめのお酒をご紹介します。
困ったらこれ!「ザ シングルトン ダフタウン 12年」
ナッツと合わせるお酒としては定番のウイスキーですが、銘柄によって味わいはいろいろ。迷ったら「ナッツ系」と呼ばれる、ナッツのような風味を持つウイスキーを持つのが良いでしょう。
ダフタウンはナッツ系の中でも有名な銘柄の1つ。口当たりはとてもオイリーで、ナッツの香りとフルーツの味わいが印象的です。
クルミやマカダミアナッツ、ピスタチオなど、同じくオイリーなナッツを合わせるのが正解! ゆっくり味わいたいおいしさです。
ジャイアントコーンと合わせて「フォアローゼズ」
バーボンも、ナッツとの相性が良いお酒。バーボン自体に甘味があるので、同じく甘みのあるチョコレートでコーティングされたナッツがよく合います。
また、トウモロコシを多く使われているバーボンには、同じコーン系であるジャイアントコーンを合わせても面白いですよ。
フォアローゼスは、バーボンの中でも飲みやすい銘柄。華やかな香りと滑らかな舌触りが特徴です。
バーボン樽熟成も面白い「ヘーゼルバーン」
バーボン樽100%で熟成されたウイスキーです。バーボンとナッツの相性はもちろん良いのですが、バーボン樽で寝かせたウイスキーを合わせても面白いですよ。
アップルパイやキャラメルの香り、バニラとハチミツの甘み、オレンジピールの爽やかさ。ヘーゼルバーンとバーボンの良いところ取りといったおいしさ。
塩気の強いナッツと合わせるのがおすすめです。
ハチミツの香り「ジャックダニエル テネシーハニー」
甘いものが好きという方におすすめなのが、テネシーハニーというリキュール。ジャックダニエルというウイスキーをベースに、はちみつの香りと味わいをくわえたお酒です。
はちみつとナッツの相性が抜群であることは言うまでもないでしょう。牛乳で割って、あるいはロックで、アーモンドと合わせて。
手が止まらなくなる!「インドの青鬼」
独特の味わいと塩気があるピスタチオには、意外なことにビールがよく合います。とくによく合うのが、ホップを多めに使ったIPAというビアスタイル。
ホップを多く使っているので苦味が強く、柑橘系の爽やかな香りがするのが特徴です。インドの青鬼は、その中でもとびきり苦い一本。
ピスタチオの旨みをインドの青鬼がさらりと洗い流し、またピスタチオが食べたくなる……。そんな無限ループが完成します。
お菓子との相性も◎「達磨正宗 十年古酒」
黒糖やキャラメルでナッツをコーティングしたお菓子には、日本酒を合わせてみるのはいかが?日本酒の中でも、古酒と呼ばれる熟成させたタイプのお酒は、甘いものとの相性が抜群!
黒糖やメープルシロップのような深く甘い味わいで、「これが日本酒?」と思わず二度見するおいしさです。
冷やすと香りが飛んでしまうので、常温かぬる燗で味わうのがおすすめです。
カジュアルに楽しもう「一ノ蔵 ひめぜん」
軽い塩気のあるナッツと合わせてカジュアルに楽しみたいのが、このひめぜんという日本酒です。
日本酒度-70~60の極甘口の日本酒で、ジュースや甘口の白ワインのようにすいすい呑めてしまうのがおいしさ。
軽やかな味わいのひめぜんには、気取らないアーモンドやミックスナッツとよく合います。よく冷やしてどうぞ。
濃厚な味わい「ベリンジャー ファウンダース・エステート・シャルドネ」
白ワインとナッツを合わせるときは、まずシャルドネとカシューナッツを合わせてみるのがおすすめ。シャルドネの芳醇な香り、コクのある味わいは、同じく味の濃いカシューナッツとよく合います。
ベリンジャーは、濃厚な味わいのワインが得意なワイナリー。
樽の香りが感じられるクリーミーな口当たりが、カシューナッツのコクと合わさり新しいマリアージュを生み出します。
程よいコクが合う「ドメーヌ・アザン ヴィオニエ」
ヘーゼルナッツの香りがする白ワインには、ヘーゼルナッツがよく合います。とくに温暖地方のぶどうで造られたワインは、ヘーゼルナッツの香りがするワインが多いんだそう。
有機ブドウ100%で作られたこの白ワインは、ヘーゼルナッツの香りに程よいコク、黄色い果実の爽やかな香りが印象的。
まずはそのままのヘーゼルナッツと合わせて。カシューナッツともよく合います。
どんなナッツと合わせても「オラ ヌエ ヴァ シラーズ」
色んな種類のナッツと合わせたいときは、シラーズの赤ワインがおすすめ!シラーズはタンニンが強く、スパイシーな口当たりが特徴。
凝縮した果実味もあり、どんなナッツと合わせても負けません。
とくに同じ渋みを持つクルミや、濃厚な味わいのカシューナッツ、定番のアーモンドとよく合います。間違いのない一本です。