ウィスキーのつまみと言えばナッツやチーズですよね。
魚は生臭さが際立ってしまうからちょっと……と思っている方も多いのでは?
実は、きちんとウィスキーを選べば、日本の魚料理にもよくあうんです!
今回は、寿司や刺身にもよく合うおすすめウィスキーをご紹介します。
牡蠣によく合う「アードベッグ 10年 」
海産物に合うウィスキーとして真っ先に上がるのが、このアイラモルトウィスキーでしょう。
アイラ島ではアードベックを生牡蠣に垂らして食べるのが一般的。
生産者のビル・ラムズデンさんも「アードベックを数滴加えた醤油で寿司や刺身を食べたらおいしいんじゃないかな」とコメントしています(試してはいないようですが……)。
煙を呑んでいるかのようなスモーキーさと、フルーティな後味。アイラモルトウィスキー好きならぜひ、生魚とのマリアージュも試してみてください。
アイラならまずはこれ!「シングルモルトウイスキー ボウモア 12年」
中庸の酒と呼ばれるアイラモルトウィスキー。その呼び名は、島の中間の位置に醸造所があること、味が軽くもなく重くもなく中間ほどということからつけられています。
アイラの酒を知るにはまずボウモアを呑むべし、という評論家の方もいるほど!
醤油と混ぜ、お寿司やお刺身をそのままつけて食べるのが美味! ぜひ試してみてほしい食べ方です。
もちろん、ハイボールにして呑むのも美味しいですよ。
お湯割りがおすすめ「ブレンデッド スコッチ ウイスキー バランタイン 17年」
こちらも、ウィスキーを語るなら一度は呑んでみてほしい一本です。
華やかな香りとスモーキーな風味が特徴。
17年はとくにバランスが取れている味わいです。バランスが取れているので、生魚と合わせても臭みが出ません。
お湯割りにすると、日本酒のぬる燗のようにゆっくりといただける味わいになります。
こってりした魚と合わせて「ミルトンダフ 22年 1995 バーボン」
2018年に発売されたばかりのウィスキー。バランタインのキーモルトでもあります。
フローラルで華やかな香りと、クリーミーな口当たりが特徴。
ナシのような爽やかな果実の香りのあとに、バニラやはちみつを思わせる甘い香りが漂います。
マグロなど、こってりめのお魚とよく合います。ハイボールや水割りもよく合いますよ。
飲みやすいアイラ「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ」
可愛らしいボトルが特徴的なアイラモルトウィスキーです。
アイラの中では特に癖がなく、優しい味わいが特徴。ピートをほとんど使っていないので、スモーキーさはありません。
バニラやはちみつ、ラムレーズンを思わせる甘めの味わい。ハイボールにすると、これが食事によく合う味わいになるんです。
白身魚など、軽めのお魚とよく合います。
白身魚とよくあう「SUNTORY サントリー 膳 端麗旨口」
「疲れました?」「全然」のCMでおなじみ、和食によく合うウィスキーとして発売されていた膳。
2010年に生産を中止してしまいましたが、未だ根強い人気があります。
淡麗旨口の名の通り、和食とよくあうのが特徴。冷蔵庫でキンキンに冷やして呑むのが最高。
店頭で見つけたら、即買いの一本です。
サントリー ウイスキー 膳 端麗旨口
あっさりハイボールで「サントリー ウイスキー 角瓶」
角ハイボールでおなじみのウィスキー。
からあげなど、揚げ物との相性が取りざたされがちですが、実は白身魚などとの相性もいいんです!
ハイボールはもちろん、水割りで合わせるのも良いですね。
食事の邪魔をしない味わいなので、どんどん呑めてしまいます。コスパが良いのも◎。
気取らない家のみにおすすめです。
柔らかい味わい「サントリー ウイスキー 知多」
「風のように爽やかなウィスキー」と名高い、ジャパニーズウィスキーです。
この知多、なんと珍しいシングルグレーンウィスキーなんです。ブレンデッドウィスキーにブレンドするために使用されることが多いグレーンウィスキーをそのままボトリングするのは、ウィスキー界ではかなり珍しいことなんですよ。
食事によく合う、やわらかい味わいが特徴。
すだちや大葉、山椒を入れるハイボールもおすすめ。和食によく合います。
見つけたら呑んでみて!「サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONY」
国産最高峰に位置付けられているブレンデッドウィスキー。こちらは現在発売されている響のレギュラーボトルです。
日本人の四季をイメージしたというウィスキーで、ナシや柑橘系の香りが華やか。やわらかい甘みがあり、ウィスキー初心者にも飲みやすく仕上がっています。
リッチな呑み心地はさすが響といったところ。
ストレートでも美味しくいただけますが、加水して香りを引き立たせるのもおすすめ。
ちょっと良いお寿司と合わせたい味わいです。
爽やかな味わい「サントリー シングルモルト ウイスキー 白州」
甘く柔らかいスモーキーな香りが特徴のジャパニーズウィスキー。
「新緑の香り」と称される独特の香りが爽やか。正露丸と言われることが多いピート香ですが、かなり日本人向けに飲みやすく仕上げています。
味の淡泊な白身魚と合わせるのがおすすめ。刺身だけでなく、カルパッチョなどともよくあいます。