スコッチウィスキーとは、英国スコットランドでつくられているウィスキーのこと。
大麦麦芽で作られている個性が強いモルトウィスキー、穏やかで飲みやすい味わいのグレーンウィスキー、それらをブレンドしたブレンデッドウィスキーなど、様々な特徴を持ったお酒です。
産地や原料によってまったく違った味わいになるスコッチウィスキーは、奥が深いウィスキーなんです。
そんなスコッチウィスキーは、飲み方を工夫して楽しむのもおすすめ。
今回は初心者でも楽しめる、スコッチウイスキーの美味しいおすすめの飲み方をご紹介します。
飲み方1 ストレート
個性豊かなスコッチウィスキーの味わいをぞんぶんに楽しみたいなら、やはりストレートが一番。
とくに、モルトウィスキーとブレンデッドウィスキーは、まずはストレートで香りや味わいを確かめたいところです。
ウィスキーのような度数の高いお酒をストレートで呑むときには、チェイサーを用意しましょう。
水やソーダ水の他、牛乳や麦茶、ビールもよく合います。
飲み方2 ロック・ミスト
ストレートではちょっと飲みにくいという方にはロックがおすすめ。
大きめの氷を使えば、ウィスキーが薄くなるのを防げます。
また、クラッシュアイスでグラスを見たし、そこにウィスキーを注ぐ「ミスト」という飲み方もおすすめ。
こちらは癖が少なく穏やかな味わいのグレーンウィスキーがおすすめ。
ミントやレモンを浮かべるアレンジもよく合います。
飲み方3 トワイスアップ
常温の水とウィスキーを同量グラスに注ぐトワイスアップ。
プロがテイスティングの方法に使うほどメジャーな飲み方なんです。
味はもちろん、香りをぞんぶんに楽しめるのがこの飲み方の特徴。加水されることで香りが開き、上品な味わいになります。
水で割った分アルコールも緩和され、飲みやすくなるのも良いですね。
水は硬度の低い軟水タイプがおすすめ。ウィスキーとよく馴染みます。
飲み方4 水割り
食事中に楽しみたいというときには水割りがおすすめ。
ストレートやロックよりもあっさりしていて飲みやすく、ハイボールのように炭酸が抜けてしまわないのでゆっくり楽しめます。
水とウィスキーはしっかり冷蔵庫で冷やしておき、氷をたっぷり使って作るのがおすすめ。
味がしっかりしているモルトやブレンデッドウィスキーならより飲みやすく、グレーンウィスキーならスイスイ呑める優しい味わいになりますよ。
飲み方5 ハイボール(炭酸割り)
爽快な味わいが楽しめるハイボールは、スコッチウィスキーで作っても美味しく作れます。
癖が強いアイラなどのウィスキーも炭酸の刺激で飲みやすくなり、油っぽい料理と合わせると、口の中をさっぱりさせてくれます。
ポイントはあまり混ぜすぎないこと。
ウィスキーと炭酸を氷を入れたグラスに注いだら、10回ほど軽く混ぜるだけで充分です。
レモンやミントなど、ちょい足しアレンジも楽しいですよ。
飲み方6 ホットウィスキー(お湯割り)
冬はお湯割りもおすすめ。
身体が温まるので、ナイトキャップにもぴったり。また、簡単なので、アウトドアで作る方も多いんだとか。
耐熱グラスにウィスキーを入れ、お湯を注いで軽く混ぜれば完成。
使うお湯はアツアツよりも、80度くらいに冷ましたものを使うのがベター。グラスをあらかじめお湯で温めておけば、さらに美味しくいただけます。
飲み方7 コーヒー割り
コクがあったり、香り高いスコッチウィスキーはコーヒーと合わせるのもおすすめ。
コーヒーに少し垂らすだけで、ウィスキーの香りが楽しめる飲み物になります。
潮の香りとコーヒーの香りはあまり合わないので、アイラ系のウィスキーは避けた方が無難です。
生クリームを上に乗せたり、砂糖やはちみつを加えたり、シナモンやナツメグなどのスパイスを足すアレンジもよく合います。
甘いものとの相性も抜群。
飲み方8 牛乳割り
美味しいウィスキーは、実は牛乳とも相性が良いんです!
スコッチウィスキーを牛乳で割ったものは「ウィスキー・ミルクパンチ」と呼ばれ親しまれています。
牛乳の甘みがウィスキーの癖を包みこみ飲みやすくなるので、お酒初心者さんにもおすすめしたい飲み方。
穏やかな香りのグレーンウィスキーなら、より飲みやすい味わいに仕上がります。
アイスでもホットでも美味しくいただけます。
砂糖やはちみつ、生クリームを加えたり、シナモンなどのスパイスを使うのもおすすめ。ジャムを落とすアレンジもよく合いますよ。
飲み方9 カクテル
炭酸や柑橘との相性が良いウィスキーは、もちろんカクテルベースとしても優秀。
銘柄によって味わいにはっきりした違いが出るのが特徴です。
コーラやジンジャーエールで割るだけでも飲みやすいカクテルになります。
ジンジャーエールにレモンジュースなどをあわせれば、スコッチの本場であるスコッチ地方をイメージした「ハイランド・クーラー」というカクテルになります。
レモンジュースやパイナップルジュースなどで合わせれば、度数も下がりますます飲みやすい味わいに。飲みすぎには注意です!