土用の丑の日はもちろん、旬の冬にも食べたい鰻(うなぎ)。鰻(うなぎ)に合うお酒といったら、やっぱり焼酎!
焼酎の香ばしさや旨みが甘辛いタレと脂が乗ったウナギに上手く調和し、次の一口を進めてくれます。麦や米焼酎はもちろん、個性的な芋焼酎も相性の良いお酒です。
今回は、鰻(うなぎ)に合う相性の良い美味しい焼酎おすすめ10選をご紹介します。
昔ながらの飾らない味「大崎焼酎 侍士の門」
幕末から明治にかけて、鹿児島の侍が飲んでいた芋焼酎を完全再現。
幻の米「白玉米」を復活栽培し麹米として使用するなど、こだわりにこだわり抜いて作られています。大崎町の代表的特産品、「鰻」と合う焼酎としても知られる一本。
昔ながらの甕作りならではの、どっしり骨太な芋の香りと味わいが特徴。しっかりした飾らない味わいが好印象。芋焼酎好きさんにおすすめです。
樫樽香る「老松酒造 樽熟成麦焼酎 閻魔(樽)25度」
「世界が「あっ」という焼酎をつくる」というコンセプトで焼酎を作り続け、日本だけでなく国内外から評価され続けている老松酒造。
閻魔はそんな老松酒造の代表シリーズの一つ。その中でもとくにうなぎにあうのは、樫樽で寝かせたこちらの閻魔です
マイルドな麦焼酎にほんのりした樽の香りがベストマッチ!和食には水割りやお湯割りが、洋食にはソーダ割りが合います。
食事を引き立てる「中々 麦焼酎」
プレミアム焼酎、「百年の孤独」の原酒として知られる中々。
中々を手掛ける黒木本店は、「食事を引き立てる焼酎」にこだわる焼酎蔵。中々もまた、ウナギを初めとする食事とよく合うお酒です。まろやかな口当たりとコクがある麦の甘みが印象的。
香ばしい味わいはまったり長く楽しみたいというときにもぴったり。水割りやお湯割りにするとより食事と合わせやすくなります。
口当たりとろり「一粒の麦」
富乃宝山でお馴染みの西酒造が初めて手がけた麦焼酎。
大麦のみを使用して作られており、麦のふくよかな旨みと甘みが楽しめるのが特徴。この濃厚でふくよかな風味がうなぎとベストマッチ!
芋焼酎造りのノウハウが生かされているだけあって、とろりとした口当たりと甘みを感じられます。麦焼酎なのに芋焼酎のような、不思議な飲み口のお酒です。
唯一無二の味わい「いも神 25度」
「千鶴」の原酒に麦焼酎をブレンドし、飲みやすく仕上げた芋焼酎。
芋の臭さを抑えつつ、麦の華やかな香りと甘みを引き出しています。独特ながらもするっと飲める味わい。
芋の甘みと麦の香ばしさが不思議とかみ合って、唯一無二のおいしさになっています。ロックや水割りにすると食事とあう一杯に。お湯割りにすると、香りがさらに楽しめます。
強烈な甘みと旨み「青鹿毛(あおかげ) 25度」
インパクトのある個性で知られる青鹿毛 (あおかげ)。
JAL主催の「九州本格焼酎応援団プロジェクト」でグランプリを受賞し、国際線のファーストラウンジで提供されていたこともある麦焼酎です。最小限のろ過で済ませており、濁っているのが特徴。
とろりとした粘度のある口当たりと、甘くまろやかな味わい。麦チョコのような甘さとビターな味わいで癖になるおいしさ。
芋のふくよかさ広がる「原口屋甚衛門・紅」
ブレンド焼酎にこだわりを持つ原口酒造が手掛けた芋焼酎。
「森伊蔵の再来」とまで呼ばれ、芋焼酎ファンから絶賛されている一本です。口に含むと広がる豊かな紅芋の風味と味わいが印象的。
芋のふくよかさを引き出しつつ、臭みを控えめにして口当たり良く仕上げています。原口酒造のブレンドの妙を感じられます。
ソーダ割りで爽やか「一尚 ブロンズ 小牧醸造」
ウナギにはたっぷり山椒をかける派のあなたにおすすめなのが、こちらの芋焼酎!
ビール酵母を使用して超低温発酵した一本。ビール酵母ならではの柑橘の香りと芋のまろやかな味わいが楽しめる、今までになかった飲み口の焼酎です。
ソーダ割りにするとさらっと爽やかな一杯に。うなぎと合わせるなら水割りやぬるめのお湯割りがおすすめ。口の中でうなぎと焼酎のふくよかな味わいが楽しめますよ。
クリアな味わい「白水」
「良い焼酎は良い水から」ということで、名水百選の一つ、南阿蘇・白川水源の朝採り湧水を使用して作られた米焼酎。
白川水源の水に含まれるミネラルやカルシウムは、この米焼酎をクリアな味わいに仕立てています。
良い水を使っているだけあって、なめらかな舌触り。かぐわしい吟醸香も魅力的。後味のキレが良く、すっと抜けていくのも良いですね。
どんな食事とも合う「六調子 本吟」
お米とウナギがよく合うように、米焼酎とウナギもよく合います。「六調子」は昭和40年代、球磨焼酎ブームの先駆けになった米焼酎。
老若男女に愛される、知る人ぞ知る一本です。黄麹を添え麹に使用し、ほうろうタンクで7年熟成。
お米の旨みがしっかりしており、どんな食事ともよく合わせやすい味わい。どんな温度でも美味しういただけるのも良いところ。気分や季節で飲み方を変えて楽しんで。