アルコール度数が高いものが多く、飲みにくそうなイメージが強い「泡盛」。
実は、泡盛はいろんなものと合わせやすく、幅広い楽しみ方ができるお酒なんです!
地元沖縄でもさまざまなアレンジで楽しまれており、甘い飲み物から辛い調味料まで、どんな割り材とも相性が良い懐の広さが特徴。
お酒にあまり強くなくても、アレンジ次第で口当たりがよく、飲みやすくなるお酒なんです。
今回は、初心者におすすめな美味しい泡盛の飲み方をご紹介します。一杯試せば、沖縄に旅行した気分になれちゃうかも?
飲み方1 ストレート
泡盛の味わいを楽しむのなら、まずはストレートがおすすめ。
すでに水割りになっているものなら、12度前後なのでさらに飲みやすく、気軽に楽しめます。
また、10年以上熟成させた「古酒(くーす)」も、ぜひストレートで味わっていただきたい逸品。ちびちびと舐めるように楽しむのがおすすめです。
その場合は、チェイサーとして水やお茶の準備も忘れずに。
飲み方2 オン・ザ・ロック
地元沖縄でもっともオーソドックスな飲み方の一つであるロック。
泡盛の味わいをじっくり楽しめるので、人気が高い飲み方です。
特に「古酒(くーす)」のような度数の高い泡盛をゆっくり楽しみたいときにおすすめです。
飲み方3 水割り
地元沖縄でもっともオーソドックスな飲み方の一つが水割りです。
グラスに氷を入れ、水と泡盛を注ぐだけでスッキリした味わいの飲み物が完成します。
泡盛と水の割合は5:5~3:7が主流。
好みの濃度に出来、食事にも合わせやすいのが嬉しいですね。
いろいろ試して、好みの濃度を見つけてみてください。
飲み方4 お湯割り
泡盛をお湯で割ると、焼酎のお湯割りのような味わいになります。温度を上げることで泡盛の香りが開き、また違った味わいを楽しめます。
身体を温めてくれるので、冬に呑むにはぴったり。寝る前の一杯にも最適です
お湯割りの作るときのポイントは二つ。一つは、お湯を少しだけ冷ましておくことです。70~80度のお湯を使うと、割ったときにちょうどいい温度になります。
二つ目は、グラスにお湯を先にいれることです。お湯を先に入れておくと、泡盛とうまく混ざり合い、よりまろやかな味わいになります。
柚子やレモンを絞ったり、蜂蜜などで甘みを加えるアレンジもおすすめです。
飲み方5 炭酸割り(ソーダ割り)
泡盛を炭酸で割ると、ハイボールのように飲みやすい味わいになります。
泡盛と炭酸をグラスに注いだら、混ぜすぎないのが上手に作るコツ。混ぜすぎると炭酸が抜け、美味しさが半減してしまいます。
沖縄料理はもちろん、中華など、脂っぽい料理との相性も抜群です。
また、コーラやジンジャーエールなどと合わせるのもおすすめ。飲みやすい爽やかな飲み物になります。
飲み方6 お茶割り
泡盛はお茶ともよく合います。
特に麦茶割りとさんぴん茶(ジャスミン茶)割りは沖縄でもよく呑まれている飲み方。
氷を入れたグラスに冷やしたお茶と泡盛を注ぎ、ステアすれば出来上がりです。
また、レモンティーなど甘めの紅茶と合わせても◎。爽やかな味わいは夏にぴったりです。
飲み方7 コーヒー割り
甘みがあり、癖のある泡盛は、コーヒーで割ると驚くほど飲みやすい味わいになります。
現地ではブラックコーヒーと合わせた商品も売っており、定番の飲み方なんだとか。
作り方は簡単。コーヒーと泡盛を同じグラスに注ぐだけです。
コーヒーの香ばしさと、泡盛の香りがベストマッチ。口当たりが劇的によくなるので、飲みすぎには注意です。
お好みで砂糖や生クリーム、シナモンなどのスパイスを入れても美味しくいただけます。
飲み方8 牛乳割り
沖縄に古くから伝わっている飲み方です。
牛乳の甘さと泡盛の香りが意外にもよく合い、まろやかな口当たりになります。砂糖を入れたり、生クリームを足しても違った味わいが楽しめます。
牛乳だけでなく、ワシミルクや豆乳などで割るのもおすすめ。一度騙されたと思って試してほしい飲み方です。
飲み方9 カクテル
泡盛でカクテル? と思われるかもしれませんが、泡盛のカクテルは沖縄のバーでは定番のレシピです。
泡盛カクテルの布教にいそしむ「泡盛マイスター協会」という組織もあり、毎年カクテルのコンテストを行っています。
マルガリータやサンライズ、ジン・トニックなど、他のお酒で造るカクテルを泡盛で作るアレンジが人気です。
また、現地ではシークヮーサージュースやマンゴージュースで割る飲み方も人気。ぐんと飲みやすくなり、夏にぴったりのおいしさです。
番外:飲み方10 コーレーグス(調味料)
飲み方ではなく調味料となりますが、泡盛にはこんな使い方もあります。
コーレーグスとは、島とうがらしを泡盛に漬け込んだもののこと。
沖縄そばの薬味としてかかすことのできない調味料で、他にも刺身やみそ汁、チャンプルーなどに使われます。
ビールにほんの少し垂らすと、違った味わいになるのでおすすめです。また、トマトジュースなどに加えて飲んでも。