給料日前でも安心して飲める日本酒といえば、やっぱり紙パック!
「給料が少なかった若い時代に良く飲んだ」というお父さんも多いと思いますが、年齢を重ねに重ねて退職後、再び紙パック酒のお世話になってますという方も多いのではないでしょうか。
しかし、安い酒といっても毎日おいしく飲みたいものですよね。そんな方の為に、コスパ最高で美味しい!紙パック酒のおすすめランキングをご紹介します!
「美味しい紙パック日本酒」ランキング
第10位 刺身に抜群の相性!「福徳長 甲斐の酒 超辛口」
超辛口できりっと冴えわたる!新鮮な刺身と抜群の相性を持つ紙パック酒が「福徳長 甲斐の酒 超辛口」です。
日本酒度も+8、確かな辛口を求める方には最上の紙パック酒かと思います。燗にしてもなかなか行けそうですね。「日本酒の味は値段で決まるものではない」と改めて思わせてくれる良い酒でした。
大手の辛口でも甘みが気になるという方でもこの辛口ならそんなことはありません。雑味を感じさせないスッキリした辛口の中の辛口です。
第9位 濃厚な米の味「福徳長 純米酒 蔵人のかくし酒」
米の味をガッツリと感じられる、濃厚で豊潤な日本酒「福徳長 純米酒 蔵人のかくし酒」。
冷ではなく、常温またはぬる燗・熱燗でのむのがおすすめなんだとか。その情報に従い飲んでみると、なるほど、この米の旨みをまったりと感じるためには確かに「ぬるいのがちょうどいい」と感じました。冬には毎晩飲みたくなる酒ですね。
パッケージに似合わず洗練された味で、日本酒初心者の方にもおすすめです。中口ではありますがどちらかというと甘みが強いので豆腐などシンプルなものでどうぞ。
第8位 コスト度外視!「月桂冠 山田錦純米パック」
な、なんと!紙パック酒なのに山田錦を贅沢に使用!「月桂冠 山田錦純米パック」。
高いお酒に飲みなれた人でも納得できるうまさを持ち合わせた紙パック酒です。すーっと体になじむかのように染みわたる洗練された辛口、純米酒ならではの素直な味、是非冷酒で味わってみてください。
どんな食事にも合い、素材の旨味を邪魔しませんので、味の濃いものや酸味のあるものも味を引き締めてくれます。
第7位 紙パック酒の大定番「月桂冠 月」
どんな年代でも知らない人はいないであろう、紙パック酒の大定番の「月桂冠 月」。実は京都で生まれたお酒、味にうるさい関西人も納得の一本です。
食中酒として最適で、伏水のクリアさがどんなクセのあるものでも、するっと流してくれます。我が家では味の強い「山菜の天ぷら」と合わせてみましたが・・・。
山菜のえぐみと酒のまろやかさがたまらず、「体にいいはずの山菜も酒で台無しだな」と思いながら飲み進めてしまいました。
第6位 年中楽しめる「白鶴 まる」
こちらも定番中の定番、テレビCMでもおなじみの「白鶴 まる」。もう紹介する必要もないかもしれませんが、それでもそのおいしさを教えたくなるお酒です。
なんせ飲みやすい!すっきりとどこにも角がなく、日本酒というよりは焼酎のようにさっぱりと飲むことができます。安い酒のくどさや甘さが苦手という方は、「白鶴 まる」を飲んでみてください!
熱燗・冷・ロックどれでも旨いので、一本買っておけば年中楽しめます。私個人としては冷でなめろうを頂きたくなります。
第5位 確かな飲みごたえあり!「菊正宗 ピン淡麗仕立」
日本酒を飲んだ!という満足感が欲しい方には、確かな飲みごたえのある「菊正宗 ピン淡麗仕立」がおすすめです。
飲んだ瞬間「旨い!」と感じ、後味もキリッと引き締まっており、この切れ味の鋭さは個人的にかなり好みです。
肉料理にも負けない風味があります。生姜焼きなど味が濃い物でも後味はさっぱりしている「菊正宗」なら余計な渋みを感じることなく、美味しく召し上がれます。
やっぱり酒は値段じゃなく、「自分の体がyesと言うか」で決めるべきですね。
改めて「高けりゃいいってもんじゃない」を認識させてくれる日本酒でした。
第4位 バランスのとれた神酒「黒松白鹿 純米酒パック」
味と値段、このバランスは神がかっている。「黒松白鹿 純米酒パック」は、飲んだ人を虜にする味の厚みを持つ素晴らしい酒です。
本物の日本酒好きを語るうえでこの「黒松白鹿 純米パック」飲んでおかないと損することになりますよ。酒自体の旨みが強いので、味の濃い和食と合わせても味負けしません。
焼き鳥や天丼にもピッタリかと思います。前評判通り、「もう毎晩これでいいんじゃないか」と思わずにはいられない、庶民にはうれしい一本ですね。
第3位 京都生まれの上品さ「月桂冠 上撰」
京都の伏水を使用し、紙パック酒ながら上品な旨みを醸しているのが「月桂冠 上撰」です。中辛口とのことですが、人によっては米由来の甘みを感じるかもしれません。
月桂冠は「複雑な味」のする日本酒というイメージがありますが、この紙パック酒もその良さを残しています。
中辛口とのことですが、人によっては米由来の甘みを感じるかもしれません。7位にランクインした「月桂冠 月」のクリアな味じゃ物足りない!という本格派の方におすすめ!
深みのある味で酸味や渋みもあるのに、後味は非常になめらかでクセになります。出汁のきいた煮物や鍋と合わせても、負けない味わいです。
第2位 生もとだから味が違う「菊正宗 上撰」
生きた酵母を利用し、昔ながらの醸造法でゆっくりじっくりお酒を育てていく生もと。紙パック酒に、そこまでの手間をかけてしまうというのはさすがの「菊正宗」ですね。
紙パック酒とは思えぬクオリティの「菊正宗 上撰」、ピリッと舌に感じる確かな辛口は伝統的な和食にぴったりとはまり込みます。
刺身や煮魚など、魚中心の和食が好きな方は晩酌にこれを選ぶと幸せなひとときが過ごせそうです。熱燗にすることで香り・味がより深くなりおすすめです。魚との相性が抜群ですので、是非煮つけなどを肴にして頂いて下さい。
第1位 紙パックなのに新鮮!?「菊正宗 しぼりたて」
まるで吟醸酒や新酒のように華やぐ香りを持つ「菊正宗 しぼりたて」、一口飲んでついに紙パック酒もここまで来たか・・・。という感想を持ちました。
さらっとした口当たり、飲むごとに増すきらびやかな味。こちらも冷が合いそうです。ちょっとおしゃれなつまみにも合いそうな、「若い世代でも受け入れられる」紙パック酒といったところでしょうか。
ほのかなフルーティーさがあるのでドライフルーツなどでも十分なつまみになるでしょう。この価格でこれほど大吟醸に似た香りが出せるのは本当に驚きです。
その他のおすすめ日本酒をまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。紙パック日本酒ばかリ集めたおすすめ紙パック特集や種類別に分けたも特集もありますよ。
紙パックのおすすめ日本酒特集「甘口の紙パック日本酒」美味しい銘柄
コスパ重視の安い紙パック日本酒のおすすめ銘柄を紹介してきましたが、甘口で女性にも飲みやすい紙パックタイプの日本酒をお探しの方も多いと思います。
次の記事で甘口に絞った紙パック日本酒のおすすめ銘柄を紹介しているので、甘口の日本酒好きの方は参考にしてみてください。
安くて美味しいコスパ最高の「甘口紙パック日本酒」おすすめ銘柄8選「季節を感じる」美味しい飲み方
最後に、紙パック酒をさらにグレードアップさせる美味しい飲み方について紹介します。
オールシーズン楽しめるよう、季節ごとの飲み方を覚えて、いつでもよりおいしい日本酒をお得に味わってみましょう。
美味しい飲み方~春~
紙パック酒を春に飲むなら常温で楽しみましょう。
まだ寒さの残る季節、冷で飲むよりも気温と同じ温度の日本酒の方が味をはっきり感じられます。
常温なら生もとづくりの「菊正宗 上撰」がおすすめです。
美味しい飲み方~夏~
夏は何といっても冷酒が合います。特に酸味がある日本酒だとよりおいしいでしょう。
こちらは吟醸系の香りがする「菊正宗しぼりたて」や旨みの強い「黒松白鹿」「月桂冠 山田錦純米パック」で楽しんでみてください。
吟醸系なら氷を浮かべてロックにしてもいけますよ!
美味しい飲み方~秋~
夏の疲れが残る秋、常温や冷では体が辛く感じてしまうかもしれません。秋の日本酒は40℃程度のぬる燗にしておきましょう。
やかんや鍋にお湯を沸かし、徳利の9分目まで日本酒を注いで徳利ごと湯に入れます。徳利の端が熱くなったらぬる燗の飲み頃です。
「白鶴 まる」「月桂冠 月」「月桂冠 上撰」がぬる燗には合うでしょう。
美味しい飲み方~冬~
寒い冬は何といっても熱燗です。ぬる燗と同じ要領でお酒を温め、お酒から細かい泡がふつふつと湧き上がってきたら飲み頃です。
温めすぎるとアルコールと旨みが飛びすぎてしまうので注意!
熱燗は「福徳長 甲斐の酒 超辛口」「福徳長 純米酒 蔵人の隠し酒」で味わってみてください。
紙パックの「メリット・デメリット」は?
昨今の日本酒ブームに合わせて紙パック製品の種類も豊富になってきましたよね。
今では日本酒の消費の総割合の半数以上が紙パック製品だってご存知でしたか?
なぜ紙パック日本酒がここまでの成長を遂げたのか。紙パック日本酒のメリット・デメリットを簡単にまとめました。
メリット
・容器のコスト分、価格も安い
・遮光性が高い
デメリット
・安っぽさが際立つ
こんなところではないでしょうか。
やはり消費者にとって一番嬉しいのは価格が安いことですよね。
また容器の軽量に伴い、購入しやすいのも大変魅力的です。
この2点が消費者にとって大変利点となり、日本酒の紙パックの消費割合は年々増加傾向にあるようです。
遮光性はあまり気にしたことはない方も多いかもしれませんが、確かに瓶よりも日射にさらされない分、品質も保たれるのは嬉しいですね。
「味が違う」となぜ感じるのか
中身が違うから!?
紙パック酒と聞くと同じ銘柄でも中身は少し違うんじゃないかと思う方が多いと思います。
価格もだいぶ違いますし当たり前ですよね。しかし中身自体は銘柄が一緒なら、瓶もパックも同じなんです。
「味が違う」と感じる理由の原因
日本酒自体は一緒なのに、「味が違う」と感じる理由の原因は、「紙臭」が関わってきます。紙パック製品は、紙に液体が染み込まないように内部がコーティングされています。
そのアルミコーティングも2か月ほどで効果が弱くなり、「紙臭」が酒本体に移り、日本酒の風味が変化してしまうことがあるようです。
日本酒はワインなどと比べると、香りなども繊細なものが多いですよね。なのでほんの少しの香りでも雑味を感じてしまい、まずいと感じる方もいるようです。
また人の心理も大きく関わってきます。やはり瓶の方が高級感があり、必然と上質な物という意識がありませんか?
「紙パックだから旨いわけない」なんて考えの人も多いんじゃないでしょうか?
「紙臭」は気になるけれど、酒代を安く済ませたい!
そんな方は、購入時に製造月日をチェックしてみて下さい。
製造月日からあまり日の経ってない紙パック日本酒を購入したら、すぐに同じお酒の一升瓶に詰め替えてしまいましょう。
大抵一升瓶よりも紙パックの方が容量が多いので、一升瓶に入らない分は早めに飲んでくださいね。
コスパの良い紙パック酒で楽しい晩酌を!
お酒は値段で決めるものじゃない!当たり前のことなのに、ついつい贅沢が身に染みた現代においては「高い酒こそ正義」という風潮がありますよね。
今回、紙パック酒をあらためて味わってみて、自分の中の酒マインドを初心に戻すことができたような気がします。
高い酒は特別な日にとっておいて、普段はコスパ最強の紙パック酒で楽しい晩酌タイムといきましょう!