有名なオレンジリキュールの一つである「コアントロー」。「最も香り高いオレンジリキュール」と呼ばれ、カクテルベースにお菓子作りにと親しまれています。
オレンジの皮を蒸留酒に入れて作られたコアントローは、オレンジの華やかな香りと味わいが特徴。良質のオレンジが使われているので、冷やすと白濁します。
女性のために作られたリキュールなだけあって、女性やお酒初心者から上級者まで楽しめるコアントロー。今回は、コアントローをより楽しめる、おすすめの美味しい飲み方をご紹介します。
飲み方1 ロック
デザート代わりに食後に呑まれることが多いコアントロー。
渋みがなく、スッキリした味わいで、口と胃をさっぱりさせてくれます。
氷で冷やすとコアントローは白く濁りますが、それは上質なオレンジの皮を使用している証です。
甘くて口当たりがよく、飲みやすい味わいですが、アルコール度数は40度とかなり高め。
ときどき水や炭酸水などのチェイサーを挟み、飲みすぎないようにしましょう。
飲み方2 炭酸割り
オレンジの渋みがほとんどなく、飲みやすい味わいのコアントロー。
炭酸水で割ると、すっきり爽やかに楽しめます。
ロックに比べてぐんと飲みやすくなり、食中酒にもぴったりのおいしさ。
材料を事前に冷やしておくこと、コアントローは後から注ぐのが美味しく作るコツ。
コアントローは比重が重く炭酸水と混ざりにくいので、マドラーを上下に動かしてしっかり混ぜましょう。ただし、炭酸が抜けてしまうので、混ぜすぎには注意です。
また、炭酸水の代わりにトニックウォーターを使うと、また違った味わいが楽しめます。
レモンやミントを加えるアレンジもおすすめです。
飲み方3 ジュース割り
お好みのジュースで割ると、手軽に美味しいカクテルができます。
とくに、同じ原材料のオレンジジュースとの相性は抜群。コアントローをちょっと垂らすだけで、爽やかで飲みやすいながらも奥行きのある味わいのオレンジジュースになります。
ジュースで割る場合も、コアントローは後から入れるのがおすすめ。
先に入れてしまうと、比重の問題で混ざりにくくなります。
コーラやジンジャーエールなど、炭酸のジュースともよく合います。
レモンやオレンジを添えたり、べリーを浮かべても◎。
飲み方4 お湯割り
冬の夜にゆっくり楽しみたいときには、お湯割りもおすすめ。
甘みと香りは、ほっと一息つけるおいしさ。レモネードを思わせる香りの良さが鼻をくすぐります。
お湯は沸騰直後ではなく、70度前後の少し冷ましたお湯を使うとより美味しくいただけます。
シナモンなどのスパイスを加えたり、砂糖を入れて甘みを足しても美味しくいただけます。
飲み方5 ココア・ホットチョコレートに
チョコレートとの相性が良いコアントロー。
ココアやホットチョコレートに少し垂らすと、オレンジが香る大人な味わいになります。
多すぎるとオレンジの味わいが強くなりすぎてしまうので、ちょっと垂らすくらいで充分です。
生クリームを添えるのも良いですね。少し手間をかけて、添える生クリームにコアントローを混ぜるアレンジもおすすめ。リッチな味わいが楽しめます。
飲み方6 紅茶に
紅茶にちょっと垂らせば、ちょっと大人なオレンジティーの出来上がり。
アイスティーで作ればスッキリした味わいに。ホットで作ればゆっくり楽しめる上品なおいしさです。
ガムシロップやレモンを加えると、また違った味わいが楽しめます。
飲み方7 カクテル
実は様々なカクテルに使われているコアントロー。
マルガリータやサイドカー、XYZやカミカゼなど、一度は聞いたことのあるカクテルの材料として大活躍。
レシピでは銘柄が指定されていることも多く、「バーには必ずあるリキュール」としてバーテンダーからも愛されています。
ジンやラム、ウォッカなど、どんなカクテルベースともよく合うのが良いところです。
オレンジの爽やかな香りが、すっきり飲みやすい味わいにしてくれます。
また、果物との相性も良いので、オレンジジュースと合わせる「コアントロー・オレンジ」はもちろん、クランベリージュースと合わせた「コスモポリタン」など、甘酸っぱい味わいのカクテルも大得意。
コアントローを使ったカクテルはアルコール度数が高くても口当たりがよくなりやすいので、ぐびぐび呑んで酔っぱらってしまう……なんてことも。飲みすぎには注意してくださいね。
飲み方8 お菓子作りに
オレンジの香りがかぐわしいコアントローは、お菓子作りにも最適。
無色透明なので、色を変えたくないものに使うのが良いですね。
特に加熱をしないゼリー類、ホイップクリームなどにむいています。
フルーツやチョコレートとの相性が良いので、それらを使ったお菓子に使うのが良いですね。
焼き菓子の生地に使いたいときは、同じオレンジリキュールの「グランマルニエ」を使うのがおすすめ。
コアントローより香りや味わいが強いので焼いても風味が飛びませんが、オレンジの苦味が強く色も琥珀色なので、色を生かしたいお菓子には向きません。
作るお菓子によって使い分けましょう。