ブランデーのカジュアルな楽しみ方、ソーダ割り。コニャックで作られるものは「コニャックハイボール」とも呼ばれ、現地フランスでは夏に好まれる飲み方なんだとか。
しかし、ブランデーによっては渋みが際立ってしまうことも……。銘柄は慎重に選ぶ必要があります。
今回は、ソーダ割り(ハイボール)が合うおすすめのブランデーをご紹介します。
コスパ◎「サントリー ブランデー VO」
あっさりした飲み口とコスパの良さで人気のサントリーのブランデー。
手に入りやすく癖のない味わいなので、ハイボールで楽しみたいときにもぴったりです。フルーティさを大切に作られただけあって、クリアな味わい。
あとに残らないさっぱりした呑み心地も好印象。果物との相性が良いので、ハイボールにさらにオレンジを足したり、ベリーを加えて潰しながら飲むのもおすすめです。
ブランデー初心者さんにも「ヘネシー V.S」
こちらもコスパが良く、ブランデーを始めるのに最適とされる一本。
黒糖やレーズン、アーモンドのような香りに、甘くフルーティな味わい。滑らかな舌触りと、バニラも感じられる豊かな香りが印象的です。
複雑な味わいながらも、イキイキした甘酸っぱさのおかげでカジュアルに楽しめます。ソーダで割ってコニャックハイボールにすると、甘酸っぱさが前にでて爽やかに。レモンを添えても美味しいですよ。
食事にも合う「コルベール ナポレオン」
お店で見かけることが多いブランデーの一つ、「コルベール ナポレオン」。
ブランデーの甘さが苦手という方、食事中はさっぱりした物が呑みたいという方は、こちらのブランデーがおすすめです。
ナッツやワインを思わせる香りとまろやかな口当たり。べたつかないスッキリした辛口な味わいは日本人好み。ハイボールにすれば、食事にもよく合う一杯になりますよ。
上品な口当たり「カミュVSOP」
「より軽やかでより上品なコニャック」をコンセプトに作られた、「エレガンスシリーズ」のVSOP。
エレガントながら軽やかな味わいで支持されているコニャックです。フルーティな香りと優しく上品な口当たりで飲みやすい味わい。
飲み方やシチュエーションを選ばないおいしさ。家に一本置いておきたい万能選手です。
とっても個性的!「イル・ドレ・ファインアイランド・カミュ・コニャック」
カミュが作る一風変わったブランデー、イル・ドレ。なんといっても特徴的なのが、潮のニュアンス。
爽やかなヨード香とオーク樽の香りもあいまってアイラウイスキーのような味わいです。個性的なブランデーが呑みたいという方におすすめしたい一本。
フレンチハイボールにすると、意外なことに和食とも合うおいしさに。とくに白身魚やおせち料理と相性抜群です!
スパイシーな味わい「マーテル VS(スリースター)」
コニャック地方で丁寧に栽培されたブドウを使用し、オーク樽で熟成させて作られた一本。
グラスに注いでまず感じるのは、フルーティかつスパイシーな香り。滑らかな舌触りと味わい深い甘みの中、洋梨や柑橘にハーブの香りも漂います。
ほのかに感じるオーク樽のニュアンスが◎。スパイシーで独特の味わいは、ハマるひとはハマってしまうおいしさです。
チョコレートと合う「コニャック VSOP」
6年樽熟成させただけあって、まろやかな口当たり。
味わいもとてもまろやかで、芳醇な柑橘とブドウ、ドライフルーツのような甘味が広がります。ブドウ栽培から生産まで、すべてオーガニックなのも嬉しいところ。
リッチな飲み口はゆっくり楽しみたいおいしさ。チョコレートとの相性が良いので、おつまみにしたり、カクテルベースにしても。
ジンジャエール割りもおすすめ「レミーマルタン VSOP」
カミュやヘネシーと並んで有名なコニャック、レミーマルタン。
まず感じるのは、熟した果実の甘い香り。後からスパイシーさと独特の天草のニュアンスが追いかけてきます。
炭酸で割ると、このスパイシーさが引き立てられきりっとした味わいに。炭酸割りはもちろん、ジンジャエールで割る飲み方もおすすめ。
まるで焼きリンゴ「ニッカブランデーV.S.O.P白」
ブドウで造ったブランデーが有名ですが、実はリンゴや洋梨など、別の果物で造った「フルーツブランデー」もあるんです。
フルーツブランデーの中でもとくに手に入りやすく飲みやすいのが、こちらの「ニッカブランデーV.S.O.P白」。
リンゴブランデーの原酒を使用しており、焼きリンゴやアップルパイのようなリンゴの香りがします。炭酸水で割るとリンゴジュースのようなどこか懐かしい味わいになりますよ。
フランボワーズの繊細な香り「マスネ フランボワーズ ソヴァージュ オードヴィー」
フランボワーズ(ラズベリー)を使って作られたフルーツブランデー。透明なのは樽熟成していないから。一種類の果実だけで造られる、エキス分2%未満の純粋な蒸留酒です。
フランボワーズの繊細な香りと味わいは、リキュールとはまた一味違ったおいしさ。
ストレートやロック、炭酸割りなど、そのものの味を楽しむ飲み方が向いています。