カクテルベースとして有名なジン。カクテルベース向きなジンは癖がなく、ジン本来の味わいを楽しめるものがほとんど。
ボタニカルが醸すスッキリとした刺激的な味わいは甘いカクテルやドライなカクテル、どちらとの相性も良く、バリエーションも無限大です。
今回は初心者でも飲みやすいおすすめの[カクテルベース向きジン]10本をご紹介します。
まずはこれ!「ビーフィーター ジン キング」
その赤いパッケージは、一度は見たことがある、という方も多いはず。
これからあなたが呑むであろう数々のジンの基準となる、シンプルな味わい。
癖の無さがまさにカクテル向き。キレがありドライな風味は、どんなカクテルにも使えます。
オレンジジュースで割るだけで、手軽にオレンジ・ブロッサム(ジン・オレンジ)というカクテルになります。
夏なら、ボトルごと冷凍庫に入れてキンキンに冷やしたもので使うのもおすすめです。
マティーニやギムレットに!「プリマス・ジン 41.2°」
イギリスの蒸留所の中で、最も古い蒸留所で作られている歴史あるジン。さまざまな逸話が残っている、ロマンあるジンでもあります。
本家ドライマティーニに使用されたのも、レイモンド・チャドラーが小説の中でギムレットに使用したのもこのジンでした。
まろやかでスッキリしていて、上であげたビーフィーターよりもさらに軽やかで癖がない味わいです。
ぜひ、マティーニやギムレットにして味わってみてください。
淡麗な味わい「タンカレー ロンドン ドライジン 47.3度」
緑色のボトルが特徴的なジン。こちらもバーやお店で見たことがある方は多いはず。
ジンのロールス・ロイスと名高いタンカレーは、あのジョンF・ケネディが愛したお酒でもあるそうです。
タンカレーはラインナップが豊富なのも特徴。
その中でもこのタンカレーはとってもクリアでキレがあり、「淡麗」の言葉がふさわしい味わいです。
タンカレーNo.10などと並べて、飲み比べるのもおすすめです。
華やかで甘い「ヘイマンズ オールドトム ジン」
ドライジンとは似て非なるお酒、それがオールド・トム・ジン。かつて雑味を抑えるため、砂糖を加えられて作られていたジンです。
猫の自動販売機で売られていたこと、当時猫をトムキャットと呼んでいたことからその名がつきました。
甘みがあってまろやかな味わいは、初心者にも飲みやすい味わい。
カクテルにするなら、まずはトム・コリンズを作ってみて。
ナッツやオリーブをおつまみに、ストレートやロックでいただくのもおすすめです。
ジントニックにおすすめ「キングスバリー ビクトリアンバットジン」
ガツンとしたドライジン。キリッと力強くドライ、キレのある味わいで、とにかく男らしいビターな風味が特徴です。
このジンの飲み方はやはりジントニックがおすすめ。
このジンで作ったジントニックを飲んだら、他のものは飲めなくなると言われるほどです。
いつものジンに飽きたら、このジンでハードボイルドな刺激をどうぞ。
柑橘の香りが爽やか「SAKURAO GIN ORIGINAL」
広島発のクラフトジン。
柑橘の香りが爽やかで美味。ヒノキの香りもあり、複雑で繊細です。
桜や柚子、かぼすなど、日本のリキュールと合うのも特徴。
炭酸で割って柚子やかぼすを絞るだけで、夏のバーベキューにも、冬のこたつにも合う飲み物に大変身。和食と合わせてどうぞ。
公式サイトに載っている、オリジナルカクテルもおすすめです。
唯一無二の香り「サイレントプール」
「まるで香水のよう」と称される、香り高きジン。
美しいボトルが特徴的ですが、それだけではありません。
封を開けてまず驚くのはその香り。ボタニカルを24種使っているだけあって、複雑で華やかな香りがします。
ジントニックにすれば、ハーブティーのような趣のある柔らかい飲み物になります。
クリアな清涼感「ロンドンヒル ドライジン 47度」
透明感のある柑橘を思わせる爽やかなフレーバーが特徴のドライジン。
後味に独特な甘みがあり、これがまた旨い! キレのあるのど越しと相まって、癖になるおいしさです。
マティーニに使用すれば、さわやかなマティーニが味わえます。
爽快感をより感じたいなら冷やしたストレートやロックがおすすめ。
コスパ最高!「ウィルキンソン ジン 47.5度」
割り材で有名なウィルキンソンが作っているジン。
なんといっても価格が安い! コスパが良いのは嬉しいところです。
バランスの取れた味わいは、なめらかで華やか。過不足なく美味しいジンです。
炭酸で割るのがおすすめです。レモンやライムを絞れば、何杯でも飲めてしまいそう。
ハムによく合う「ハイト シンケンヘーガー」
「シンケン」とはハムという意味。ハムに会うジンという要素をこれでもかと押し出したラベルも面白い一本です。
さっぱりとした風味で、ハムやソーセージとぴったり。
控えめな味わいなので、これ一本で呑むには物足りないかもしれませんが、お食事と合わせると真価を発揮します。
ドイツ風に、ジャガイモやザワークラウトを添えたハムと一緒にどうぞ。