パンとビール? と思われるかもしれませんが、同じ麦と酵母を使用して作られる二つは相性の良い組み合わせ。
コーヒー感覚でスタウトを合わせたり、スイーツ系のパンにフルーツを使ったビールを合わせたり……と楽しみ方も様々!
パンに合わせるときは、使用している具材や味わいで合わせるビールを変えるのがおすすめ。今回は、パンに合う美味しいビールを10選ご紹介します。
意外な組み合わせ!?「エビスビール」
定番ビールの1つであるヱビスビールも、実はパンとよく合うお酒。
過去にはパンとのセットが発売されていたこともあり、お墨付きの組み合わせなんです。
きめ細やかな泡が織りなすクリーミーな口当たりとヱビスならではのフルーティな香りが、パンとよく合うんです。クロワッサンやデニッシュなど、バターをたっぷり練り込んだパンと合わせて。
サンドイッチと合わせて「TOKYO CRAFT (東京クラフト) ペールエール」
サンドイッチなど、野菜やお肉とパンを一緒に食べるときには、ペールエールを合わせてみましょう。
ペールエールとは、華やかな香りと爽やかな飲み口が特徴のビアスタイル。軽い味わいと喉ごしでするっと飲めてしまいます。
柑橘を思わせる香りとこの爽やかな苦みがフレッシュな野菜とベストマッチ!香りが特徴のスタイルなので、冷やしすぎない方が美味しくいただけます。
まるでコーヒーのよう「ケストリッツァ・シュバルツビア」
「コーヒーのよう」と称されることが多い黒ビール。
その苦味と程よい重さで、パンと相性の良いビールの一つです。「ケストリッツァ・シュバルツビア」は、伝統的な製法で作られている黒ビール。あの文豪ゲーテが愛したとことで知られています。
クリーミーな泡とビターチョコのような洗練された苦味が特徴。かすかに感じる麦芽由来の穀物の甘さも魅力的です。
濃厚な呑み心地「ベアレン醸造所 チョコレートスタウト」
チョコレートモルトという麦芽を使用したスタウト。
チョコレートは使用しておらず、甘くないビールです。その名の通りチョコレートのような香ばしさと苦味が特徴。
ゆっくり楽しみたい濃厚な呑み心地。コーヒー代わりに甘いパンと合わせて。デザートと一緒に楽しむのもおすすめです。
和菓子とベストマッチ「黒糖スイートスタウト」
あんこや抹茶を使用した和風のパンと相性抜群な黒ビール。なんと原料に黒糖を使用しています。
黒糖と味のバランスをとるため、通常よりアルコール度数を高くしているのが特徴。泡まで黒糖の味がする徹底ぶり。
まったりしたコクのある黒ビールと、力強い黒糖の甘さがたまりません!優しく甘い口当たりと味わいに癒されます。
優しい清涼感「ヴェデット エクストラホワイト」
小麦麦芽を使用し、コリアンダーとオレンジピールを使用したベルジャン・ホワイト(白ビール)です。
苦味は控えめ。小麦麦芽ならではの優しい口当たりのあと、コリアンダーとオレンジピールの爽やかさが変わります。喉越しが意外とドライなのも良いですね。
マリアージュの基本は同じ色をした食材を合わせること。白ビールには白い食材がよく合います。白身魚やチキン、チーズを使ったサンドイッチや、白いパンと合わせて。
マーマレードと合う「九州CRAFT 日向夏」
ナッツを使ったパンや、パンにマーマレードを塗って食べるときは、柑橘系のビールを合わせるのはいかがでしょう。
レモンや柚子などを使ったビールは数多くありますが、ここでおすすめしたいのが、日向夏など日本固有の柑橘を使ったビール。
独特の苦味がマーマレードジャムやクリームチーズと不思議と合うんです!ジューシーな酸味と苦味が織りなす爽やかな喉越しが魅力的です。
カシスが甘酸っぱい「セントルイス プレミアムカシス」
フルーツジャムをで食べたいパンや、ベリーを使ったパンにはフルーツ・ランビックがよく合います。フルーツ・ランビックとは、フルーツを使用し、自然発酵させたビールのこと。
こちらはカシスを使用したビール。味わいはカシスの甘酸っぱさそのもの。
ビールの苦味が苦手という方にもおすすめです。ビールそのものを煮詰め、ジャムやソースの代わりにかけても美味しいですよ。
はちみつ香る「SUNMAI HONEY LAGER」
甘い物好きさんにもおすすめしたいのが、はちみつをしようしたハニーラガー。台湾で好まれているスタイルのビールです。
パンに塗ることが多いはちみつを使用したビール、パンと合わないはずがありません!はちみつレモンのような香りと、キリッとシャープなラガーの味わいとのバランスが絶妙。
クリームチーズやハチミツ、フルーツを使用した甘いパンに合わせて。また、軽めの惣菜パンにもよく合います。
濃厚な味わい「ラ・トラップ・クアドルペル」
通常の4倍量の原材料を使用し、オーク樽で仕込んだクアドルペル・ビール。
なめらかでリッチな味わいが特徴のビールです。まさにフルボディと呼べるしっかりした重さが特徴。穀物やナッツのような香りが漂います。アルコール度数も10%と高く呑み応え抜群。濃厚な味わいなので、軽いパンだと負けてしまいます。同じく濃厚な味わいのパンと合わせて。
乳製品や卵を贅沢に使ったパンと相性抜群。フレンチトーストやチーズを使ったパン、クロワッサンに合わせるのがおすすめです。
パンに合う相性の良いビールを選ぶポイント
パンは多種多様であり、味わいや食感が様々です。そのため、パンに合うビールを選ぶ際は、パンの種類や味に応じてビールを選ぶことが重要です。以下に、パンに合う相性の良いビールの選び方をいくつか紹介します。
- 白パンやバゲット: 白パンやバゲットは軽い味わいが特徴であり、ラガーやピルスナーなどの軽い口当たりのビールがよく合います。炭酸感もあり、さわやかな味わいが特徴のビールがおすすめです。
- リッチな味わいのパン: クロワッサンやブリオッシュなどのパンには、濃厚でクリーミーなビールが合います。例えば、ウィートビール(白ビール)やベルギーのアビィエール(修道院ビール)がおすすめです。
- 甘いパン: デニッシュ、シナモンロールなどのパンには、苦味が少なくフルーティーな味わいのビールが良い相性です。例えば、フルーツビールやウィットビール(白ビール)が合います。
- 塩味のあるパン: プレッツェル、フォカッチャなどの塩分があるパンには、苦味と炭酸感があるビールが相性が良いです。例えば、IPAやペールエールなどがおすすめです。
- スパイシーなパン: カレーパン、チリチーズパンなどのスパイシーなパンには、苦味があるビールが良い相性です。例えば、IPAやペールエール、アンバーエールが合います。