焼酎はアルコールの中でもヘルシーなイメージがありますよね。毎日晩酌をする人の中には、そういった理由で焼酎を選ぶ人もいるようです。
しかし、焼酎と一口に行っても様々な種類があります。特に人気なのはやはり「芋焼酎」。焼酎を飲み始めるのなら最初に手を出しておきたい種類です。
今回は、芋焼酎の人気銘柄の味を比べてみましたので、芋焼酎選びの参考にしてみて下さい。
芋焼酎はどんな味?
まず芋焼酎の大まかな味のイメージについてですが、芋焼酎は一言でいうと「サツマイモの優しい味」がする焼酎です。
銘柄ごとに細かな違いはあるものの、サツマイモをふかして食べているような、ほのかな甘みとまろやかな口当たりのものが多くなっています。
原料となる芋の種類でも味に違いが出ます。紫芋は華やかな香り、紅芋は甘みが強いといった具合です。
芋焼酎の人気銘柄の味を比べてみた!
すっきり飲めるのが人気の秘訣「三岳」
全国的にファンの多い芋焼酎「三岳」は、すっきり飲めるのが人気の秘訣です。
クリアな味わいは芋焼酎のまったり感が薄く、食中酒としても楽しめます。
食事の味を邪魔しないさわやかな芋焼酎は、お湯割りよりもロックがおすすめ。和食とも良く合います。
鹿児島伝統の味「伊佐美」
プレミア芋焼酎流行の波が来る以前より、芋焼酎ファンの間で愛されてきたのが「伊佐美」です。
こちらもすっきりとしたテイストで、芋焼酎の中では辛口の部類に入るでしょう。季節問わず、年間通して楽しめる芋焼酎といった風です。
適度なアルコール感、ほのかなサツマイモの香り、自己主張しすぎない味で毎日飽きずに飲むことができます。
はじめての芋焼酎にぴったり「茜霧島」
芋焼酎好きな女性たちから絶大な支持を集めている「茜霧島」。
ラベルもピンクでかわいらしく、女性でも手に取りやすいというのも選ばれている秘訣かもしれません。
そんな「茜霧島」は、開栓したとたんに華やかなさつまいもの香りを放ち、飲んでみると甘みが強くフルーティ。非常に飲みやすい焼酎だなぁと感じました。
黒木本店の芋焼酎「喜六」
「百年の孤独」でおなじみの黒木本店が作る芋焼酎が「喜六」です。
有機栽培の黄金千貫と自家製黒麹を原料としたこの芋焼酎は、かなりリッチな味のする焼酎だと思います。
三年間熟成しているため、アルコールの角が取れてとてもまろやかで優しい舌触りとなっていますし、コク深い芋の味とふんわりとした甘みはお湯割り用の芋焼酎にぴったりですね。
男気溢れる濃厚さ「もぐら」
最近の芋焼酎は甘くフルーティで飲みやすいものが多いですが、やっぱり昔ながらの濃厚な芋焼酎が好み!という方には「もぐら」が人気です。
無濾過ならではの荒々しさは、飲んだ瞬間に強烈なインパクトを与えてくれます。
これぞ芋焼酎!という一口目、二口目からはその奥の甘みも感じ、「今日はとことん飲みたい」という時におすすめの焼酎です。
しっかりとした芋を感じる「佐藤 黒」
黄金千貫と黒麹で仕込み、しっかりとした芋の主張を感じることができるのが「佐藤 黒」です。
甘みも割と強く、ロックで飲んでもおいしいですね。がっしりとした味わいは、中華料理など味の濃い料理や、脂分の多い豚の角煮などにも負けない味です。
入手困難!特別な芋焼酎「魔王」
芋焼酎界のトップに君臨する「3M」の一角を担う「魔王」、説明不要の有名銘柄ですが入手困難なため、その味を知る人は少ないかもしれません。
「3M」が人気となったのは、芋焼酎らしからぬフルーティさと華やかさを持ち、誰でも飲めるという点が評価されたからです。
芋焼酎というよりは余韻の短い洋酒のようなイメージですね。芋焼酎ビギナーでも美味しく飲めます。
手に入るときには、お財布が許す限り買い置きしておきたい芋焼酎です。
芋焼酎の魅力にはまる!人気銘柄を飲み比べた感想
今回は人気の有名銘柄を飲み比べたわけですが、やはり人気となるにはそれなりの理由があるんだなぁというのが感想です。
- 初心者向け→魔王、茜霧島
- 食中酒には→三岳、伊佐美
- 酔いたい夜には→佐藤、もぐら、喜六
というように、その日の気分や用途に合わせて芋焼酎を選んでみて下さい。
色々なおすすめ焼酎をまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。
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