スイスのチーズであるラクレットチーズ。とろっとしたところを削ぎ、じゃがいもにかけて食べる食べ方が有名です。
ラクレットチーズは、現地で昔から親しまれている気取らない料理。相性の良いワインは、辛口白ワインの他軽い赤ワインやスパークリングワインなど、デイリーワインにもぴったりなものばかりです。
今回は、まろやかで優しい味わいのラクレットチーズと相性の良いおすすめワインをご紹介します。
豊かな旨み「サンタ カロリーナ シャルドネ グラン レセルヴァ」
手に入りやすくラクレットチーズと合わせて美味しいワインの一つに、コクのあるシャルドネがあります。こちらはコスパが良いチリワイン。
とくに樽熟成させたシャルドネはクリームのようなコクを持ち、これがチーズとよく合うんです!
ぎゅっと詰まった果実味と芳醇で豊かな旨みが特徴。樽で熟成させたことで口当たりもまろやか。飲みやすい一本です。
こってり樽シャルドネ「クレマスキ・フルロッティ シャルドネ・シングル・ヴィンヤード」
バターのようなこってり系の樽シャルドネ。
樽の濃厚な風味が特徴。パイナップルやバナナのようなこっくりした果実味に、バニラが香ります。
ねっとりした粘度すら感じる口当たり。とろけるような舌触りとコクに思わずうっとりしてしまいます。
飲み口爽やか「シャスラ ヴァンスイス」
スイスのチーズであるラクレットには、スイスのワインがよく合いますよ!
「シャスラ ヴァンスイス」はお手本のようなスイスのワイン。優しい口当たりと爽やかな飲み口が印象的。
パイナップルやライムを思わせる果実味に、スッキリしたミネラル感が調和しています。微炭酸の刺激も◎。軽く冷やしてどうぞ。
小粋な一本「ファンダン ヴェトロ レ テラス」
スイスを代表するブドウ品種、シャスラ。シャスラを使ったものは、たっぷりのミネラル感とピュアな果実味が特徴の白ワインとなります。
飲み口はとても上品。清らかな印象を受ける、ピュアでクリアな味わい。
やや硬質なミネラルがうまく溶け込んでいて、小粋な印象を受けます。透明感ある味わいは、癖のないチーズとよく合います。クリームパスタと合わせても。
すっきり淡麗辛口「ヴァン・ド・サヴォワ・レ・アビーム」
ちょっと珍しいワインが飲みたいという時におすすめなのがこちら!隠れた名醸地であるサヴォワの土着品種「ジャケール」を100%使用したワインです。
山岳氷河地域特有のひんやりしたミネラルが特徴。そこに青りんごやグレープフルーツのみずみずしい果実味が乗り、繊細かつ爽やか。淡麗辛口という言葉がよく合う一本です。
バターやクリーム、チーズなど乳製品との相性は抜群。よく冷やして飲むと美味しくいただけます。
食事引き立てる「サントリージャパンプレミアム 甲州」
日本固有のブドウ種、甲州。どこか日本酒的な香りと味わいを持つことで知られる甲州ですが、実は癖のないチーズともよく合うワインなんです。
グラスに注いでまず感じるのが、和柑橘を思わせる上品な香り。主張しすぎず食事を引き立てるところも、「日本的」です。
チーズのまったり感が爽やかな酸味のおかげで軽やかに。止まらなくなる組み合わせです。
呑み飽きないおいしさ「おたる初しぼりデラウェア辛口」
フルーティで飲みやすいことでファンが多いおたる初しぼりシリーズ。
軽くて飲みやすい赤ワインはラクレットチーズとよく合います。とくにこちらのデラウェアは、きれいな酸味がチーズやクリームと相性抜群!
重すぎず軽すぎないボディで呑み飽きません。天ぷらや焼き魚などの和食と合わせても。
さっぱり軽快「パスクア キャンティ」
赤ワインを合わせたいという時には、軽めの赤ワインを選ぶのが正解!
重めの赤ワインではチーズが負けてしまいますし、強すぎるタンニンはラクレットと合いません。キャンティは軽いボディと軽快な味わいが特徴の赤ワイン。
イチゴジャムを思わせるキュートな果実味とさっぱりしたタンニンが特徴。ソーセージやハムを用いたチーズフォンデュとも相性抜群です。
バランスのとれた味わい「ピノ・ノワール デュ ヴァレー」
日本の品評会でも高評価を受けた、スイスのピノ・ノワール。
上品でバランスのとれた味わい。まろやかな口当たりと軽めのボディ。赤いベリーとスパイシーさに、樽の香りがふわりと乗ります。
丸い酸味と穏やかなタンニンで、するりと呑めてしまいます。カマンベールなど、様々なチーズとよく合います。
スマートな一本「ヴァン・ド・サヴォワ・モンドゥーズ」
現地でもラクレットチーズと合わせて楽しまれている赤ワイン。モンドゥーズを使用し、ピュアな味わいに仕上げています。
グラスに注ぐと感じるのは、スミレや赤い果実の香り。プルーンの果実味とメンソールやタイムの清涼感が◎。
シイタケの出汁のような旨みが口の中にじわりと広がり、非常に美味です。スマートな印象を受ける一本。香りの強いキノコや、ジビエ料理と合わせても。