独特な風味を持つラム肉。日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスやイタリアでよく食べられているお肉です。
ラム肉のように風味が強く、しっかり噛む必要があるお肉は、赤ワインと相性抜群！とくに獣のニュアンスを持つものや、スパイスの風味があるワインはラム肉に合います。
今回は、ラム肉に合う相性の良い美味しいおすすめワインを10選ご紹介します。
とにかく濃厚！「ホープ・ファミリー “オースティン・ホープ” カベルネソーヴィニヨン パソロブレス」
とにかく力強く豊かな味わいの一本。様々な賞を受賞し、アメリカワイナリーの頂点となるアメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、高い評価を受けているカルベネソーヴィニヨンです。
濃厚で力強く、しっかりした味わい。リッチなフルボディのお手本のような呑み心地が最高です。
ラム肉はもちろん、ステーキやフォアグラともよく合います。
上品かつ素朴「多田農園 120 田園ルージュ」
ピノ・ノワールなどを使用し、野生酵母で発酵させた一本。
ミディアムボディですが、タンニンと酸味が秀逸なので、ステーキなどどっしりしたお肉料理とも相性抜群です。上品で素朴な味わいで、万人受けするおいしさなのに個性的な印象を受けます。
花や土の香りに、ミントや梅を思わせるニュアンスもあり独特。伸びやかな上品な酸味とミネラルも絶妙。誰にも教えたくない、とっておきのワインです。
がっしり力強い「キュヴェ アレクサンドル カベルネ ソーヴィニヨン ラポストール」
カルベネソーヴィニヨンなどを使用した、チリのフルボディ。
ボディが力強く、どっしりというよりもがっしりした印象を受けます。酸味は控えめ。代わりにタンニンと果実味がきちんと立っており、そこにコショウのスパイシーさが重なります。
個性的なわけではありませんが、シンプルにおいしい一本。ラムはもちろん、牛肉の煮込み料理にもよく合います。胡椒やチーズを使ったスパイシーな料理と合わせて。
ジンギスカンに合う「乙部 ミスタージンギスカン 赤」
北海道の定番郷土料理、ジンギスカンをよりおいしく楽しむため作られた北海道のライトボディ。
ジンギスカンだけでなく、さまざまな肉料理、ジビエ料理とよく合いますよ！程よい酸味が特徴。
軽くスッキリした軽快な飲み口で、水のようにすいすい飲めてしまいます。ワインがラム肉にありがちな癖をマスキングしてくれます。箸が止まらなくなるおいしさです。
デイリーワインにも！「キャップ・ロワイヤル・ルージュ」
メドック格付け第二級の評価以上に高い品質を持つことで知られるピション・ロングヴィル・バロンの赤ワイン。
手頃な値段でラム肉に合うワインを探しているなら、まず抑えておきたい一本です。樽熟成によるトーストやバニラの香りが印象的。
程よい果実味と酸味で、バランスが良く飲みやすい味わいです。どんな料理ともよく合うので、デイリーワインにもおすすめです。
優しい飲み口「ファルケンシュタイン ピノ・ネロ(ブラウブルグンダー)」
生産者が「ラム肉やジビエ、そして熟成したチーズに合わせてみて欲しい」と太鼓判を押した一本。ピノ・ネロ100%です。
このワインの特徴は、その優しい飲み口。チェリーや野イチゴを感じられる可愛らしく上品な果実味。
地味深いと呼ぶにふさわしい旨みがじんわりと広がります。チャーミングなだけではなく、しっかり美味しい。したたかなワインです。
ふくよかでボリューミー「ヴィノジア タウラジ サンタンドレア」
アリアニコというブドウ品種で作られたイタリアワイン。
なんといっても特徴なのは、イタリアらしく明るく解放的な飲み口。しっかりした骨格でボリューミーなのも特徴。厚みのあるボディとふくらみのある果実味が、ラム肉の個性を引き立てます。
爽やかで程よい酸味が全体を引き締めているのも良いところ。気負わずカジュアルに楽しみたいおいしさです。
コスパ良し！「ガーネット ピノノワール ソノマコースト」
コスパの良いワインを探しているなら、ガーネットはいかが？ピノノワールを100％使用し、樽熟成させた赤ワインです。
落ち着いた果実の香りが印象的。クローブやバニラのスパイシーさになめし革やマッシュルームのニュアンスが心地よく広がります。
「この価格でこんなに美味しいの！？」と驚くおいしさです。
口当たりから余韻まで美味しい「メルヴィル エステート シラー サンタリタヒルズ」
肉料理やジビエと合うブドウ品種として知られるシラーは、もちろんラム肉とも相性抜群。こちらはあのさんまさんが愛飲していることで知られるシラー。
シラーの特徴である血や皮の風味と黒コショウの味わいがぞんぶんに楽しめます。ぎゅぎゅっと詰まった果実味と、ミントの清涼感が印象的。
口当たりから余韻まで楽しめる、満足感の高い一杯です。シンプルに味付けした肉料理とよく合います。ステーキやグリルで楽しんで。
しっかりビター「クエルクス アレンドルフ」
ワイン名の「クエルクス」とは、ラテン語でオークという意味。225Lのオーク素材の小樽で熟成させる手法からつけられた名前です。
樽でしっかり熟成させた、厚く力強い飲み口の一本。スモーキーさや土のニュアンスが効いた、ビターな味わい。
強めな要素の中、樽由来のバニラの優しい香りがふわりと漂うのが嬉しいですね。単体で飲んでも、ラム肉と合わせても美味しいワインです。