ブランデーの楽しみ方として有名なコーヒー割り。
コーヒーにブランデー合わせるカクテルは世界各地で愛されており、「ブランデーコーヒー」、「カフェロワイヤル」などバリエーションも豊富。とくにカフェロワイヤルは、かのフランス皇帝ナポレオンも愛したとされています。
ブランデーは温度が上がると香りが広がるお酒なので、温めて飲む飲み方とは相性が良いんです。
今回はコーヒー割りに合うおすすめのブランデーをまとめました。食後の一杯やおやつにもおすすめですよ。
ナポレオンのお気に入り「クルボアジェ XO」
ナポレオン3世により皇室御用達に指定されたコニャックです。なめらかでコクのある濃厚な呑み心地が特徴。
ナポレオンが愛した「カフェロワイヤル」という飲み方にも最適。スプーンに角砂糖を乗せ、ブランデーを注いで染み込ませた後、火を付けます。火が消えたら砂糖をコーヒーに落として召し上がれ。目にも舌にも楽しいカクテルです。
甘いものが飲みたいときに!「ヘネシー X.O」
1870年、世界で初めて”eXtra Old”の名が与えられたコニャックです。ヘネシーの甘くて濃厚な味わいはそのままに、リッチな味わいが特徴。VSOPよりもさらに角がなく、滑らかな舌触りに仕上がっています。
ハチミツや黒糖のような濃厚でコクのある甘みは、コーヒーとの相性も抜群。生クリームとの相性も良いので、甘いカクテルが飲みたいときにもおすすめです。
濃厚な味わい「ヘネシーVSOP プリヴィレッジ」
こちらも、甘いものが好きという方にもおすすめのブランデーです。プリヴィレッジとは、「特権」という意味。15年の熟成を経ており、口当たりはとってもまろやか。
ハチミツや黒糖を思わせる甘くて濃厚な風味に、シナモンやブリオッシュのエレガントで上品な風味。チョコレートやナッツとの相性が良いので、リキュールと一緒にコーヒーに垂らすのもおすすめです。
まろやかな辛口「ヘネシー V.S.O.P フィーヌ シャンパーニュ」
60種類の原酒を使用した日本限定品です。ヘネシーらしいハチミツの甘みもありますが、こちらのほうがよりスパイシー。
オレンジやチョコレート、トーストの豊かな香りが特徴。「まろやかな辛口」という言葉がよく合う味わいです。
コーヒーの他、ジンジャエール割りやモヒートもおすすめです。
バランスの良い味わい「レミーマルタン VSOP」
ヘネシーとは打って変わって、ドライな風味のコニャックです。甘みや酸味、苦味もあり、バランスの良い味わい。
癖がなく飲みやすいので、カクテルベースにも◎。とくにコーヒーとの相性は抜群。
レミーマルタンの持っている苦味がコーヒーの苦味とベストマッチ。ブラックでも、ミルクや甘みを加えても美味しくいただけます。
エスプレッソに加えて「ボッテガ アレキサンダー」
フランスのイメージが強いブランデーですが、実はイタリアにもブランデーがあるんです。それが、グラッパと言われるお酒。ワインなどを作ったあとの搾りかすで作られ、食後に飲まれることで有名です。
特に、エスプレッソに砂糖を加えて飲んだ後、グラスにグラッパを注ぐ飲み方は、癖になってしまうおいしさ。イタリアの焼き菓子と合わせてどうぞ。
酸味があるコーヒーとあわせて「ラニョーサボラン レゼルヴスペシャル No.20」
ラニョーサボランは、ブドウの栽培~瓶詰めまで自家で行っているメーカーです。カラメルも無添加なので、樽熟成そのままの色味が楽しめます。
味も香りも驚くほどフルーティ。ブドウの芳醇な味わいと、なめらかで優しい口当たりが印象的です。
酸味があるコーヒーと合わせるのが◎。フルーティな香りとコーヒーの酸味がよく合います。
優しいおいしさ「J.Pシェネ ブランデーXO」
J.P.シェネは、販売量世界一のワインブランドです。ワイン作りのノウハウを生かしてブランデーを作っています。
優しい口当たりと、レーズンのような強い甘みが特徴。染み入るようにじんわりと旨みが広がる、ゆっくり飲みたいブランデーです。
甘みが強いので、コーヒーの香ばしさ、苦味とよく合います。秋の夜長、映画や読書のお供にいかがですか?
コスパ最高!「シュバリエ・アポロン ナポレオン フレンチ・ブランデー」
ブランデーは高くて、手を出すのに勇気がいる……そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなときおすすめなのが、このシュバリエ・アポロンのブランデーです。
ドライフルーツのような甘味と、ブドウのフルーティな味わい。この価格のブランデーとは思えないほど滑らかで、初めてブランデーを飲むという方にもおすすめできるおいしさです。もちろん、コーヒーともよく合いますよ。
野性的で個性的「サンヴィヴァン XO」
辛口のブランデーが好き、コーヒーは甘くないほうが好きという方におすすめしたいのが、アルマニャックという種類のブランデーです。アルマニャックは同じフランスで作られるコニャックと比べ、荒々しく野性的な味をしています。
そんなアルマニャックをブレンドし、サンヴィヴァンはマイルドに仕上げています。口当たりはまろやかで飲みやすく、それでいて辛口とも言えるスッキリしたキレの良い味わい。
使うコーヒーは、サンヴィヴァンの風味に負けない個性的なものがおすすめです。