黄色のラベルが目を引く「カティサーク」。
村上春樹の小説によく出てくることから、名前だけは知っているという方も多いのでは?
バランスのとれた味わいで、コスパが良いカティサークは普段飲みに最適。
ピート感がないマイルドな味わいは、ウイスキー初心者さんにもおすすめです。
今回はそんなカティサークの魅力を引き出す美味しい飲み方をご紹介します。村上春樹の本を片手に楽しむ……なんていうのも粋ですよ。
飲み方1 ストレート
禁酒法時代、アメリカ人向けのウィスキーとして売り出されていたカティサークは、ライトな飲み口が特徴。
日本人がストレートで飲んでも、飲みやすい味わいです。
口当たりはとてもマイルド。穀物の甘みも感じられます。
癖がなく余韻もすっきりしていて、どんなおつまみとも合わせやすいのが良いですね。
ウイスキーを呑むときは、チェイサーを用意しておくのがベター。
水や炭酸水などを事前に準備しておき、ウィスキーの間にときどき挟んで飲みましょう。
酔い防止になるのはもちろん、口の中がさっぱりするので、ウィスキーの味もよりよく楽しめます。
あっさりしたカティサークには、レモンを落とした炭酸水もよく合いますよ。
飲み方2 トワイスアップ
ウィスキーに常温の水を加える飲み方のことをトワイスアップと言います。
ウィスキーは加水すると味と香りが開くので、プロがテイスティングの時にも使う飲み方です。
特にカティサークは香りがより華やかになり、フレッシュな果実感が前に出てきます。
よりまろやかで飲みやすい味わいになるので、ストレートではちょっと飲みにくいと感じたときにもおすすめ。
ウィスキー1:水1で割るのが定番ですが、1滴水を垂らすだけでも味わいが変わって面白いですよ。
飲み方3 ロック
ウイスキーの飲み方の定番、ロック。
もちろんカティサークでも美味しくいただけます。
大きな氷を使えば、より長く楽しめます。
読書や映画と一緒にじっくり飲みたいというときにもおすすめです。
ハーフロックもおすすめ
トワイスアップに氷を入れると、ハーフロックという飲み方になります。
やはりトワイスアップと比べて香りは控えめになりますが、加水したときのまろやかさは健在。冷やされることでアルコールの匂いが抑えられ、飲みやすくなります。
水割りよりも呑み応えがあり、カティサークの良さも楽しめるのも良いところ。
カティサークの良さをより楽しみたいときにおすすめです。
飲み方4 水割り
ロックやトワイスアップよりライトな口当たりになる水割りは、アルコールがあまり得意じゃないという方にも向いている飲み方。
食事中にゆっくり楽しむときにもぴったりです。
グラスに氷とカティサークをたっぷり入れ、そのまま静かに何度か混ぜると、グラスとカティサークが冷えてさらに美味しくいただけます。
使う水によっておいしさが左右される水割り。どうせなら良い水を使いましょう。
軟水のミネラルウォーターや、水道水を煮沸したものを使うのがおすすめです。
飲み方5 ハイボール
夏に呑みたいとき、油っぽい料理に合わせたいときは、ハイボールもおすすめの飲み方。
カティサークのキレの良さが、炭酸の口当たりとベストマッチ。
淡い色合いで見た目も涼やかなのも良いですね。
カティサークは、氷を入れずに作る神戸式のハイボールも美味しいウィスキーです。
神戸式のハイボールとは、氷を入れない代わりに、事前にキンキンに冷やしたグラスとウィスキー、炭酸水で作ります。
最後まで薄まらずに楽しめるので、ググッと飲みたい最初の一杯や、ペースが速い方にピッタリですよ。
レモンやライム、ミントを浮かべれば、さらに爽やかにいただけます。
飲み方6 ホットウィスキー(お湯割り)
寒い冬、身体を温めたいときはホットウィスキーはいかが?
カティサークをお湯で割るだけで、簡単に身体がぽかぽかになる飲み物が出来ちゃいます。
ウィスキーの香りは温めると強くなるので、香りを楽しみたいときにもおすすめ。
カティサークはお湯で割ると甘みが強くなり、さらにまろやかな味わいになります。
グラスにウィスキーを注ぎ、お湯を入れるだけという手軽さも魅力的。
あまり温度が高いとアルコールが揮発し、飲みにくくなってしまいます。
使うお湯は沸騰直後から少し冷ました、70~80度くらいのものを使いましょう。
飲み方7 ジュース割り
スッキリした癖がない味わいのカティサークは、ジュースで割っても◎。
ウィスキーは苦手、というお酒初心者さんにも飲みやすい味わいになります。
特に相性が良いのは、コーラやジンジャエールなど、炭酸が入っているジュース。
コカコーラで割れば「コークハイボール」と呼ばれるカクテルになります。
まだ、柑橘系と相性が良いので、オレンジジュースやグレープフルーツジュースと合わせるのもおすすめです。
飲み方8 カクテルベースに
カティサークはカクテルベースに使うのもおすすめ。
コスパが良いので、家でカクテルを楽しみたいときにもぴったりです。
定番のカクテルからちょっと珍しいカクテルまで、どんなカクテルのベースもそつなくこなしてくれますよ。