お米の産地として有名な秋田県は、豊かな旨みを持つ日本酒が得意。
きれいな水と美味しいお米から作られた秋田県の地酒は、本物の味わいにこだわった作りが特徴。そのクオリティの高さは全国でも人気です。
秋田の地酒は酒蔵によって味わいも千差万別。どれも個性豊かで迷ってしまいますよね。
そこで今回は、秋田県の人気の地酒を辛口日本酒のおすすめ銘柄をご紹介します。秋田名物のきりたんぽ鍋との相性も抜群。お土産にもおすすめです。
毎日呑みたい「福小町 本醸造」
秋田県内の蔵元の中でも2番目に歴史が古い木村酒造。
福小町の名は、明治時代には明治天皇が味わった際「福娘」と銘打ったことに由来しています。のちに小野小町生誕の地として知られている湯沢にちなみ、福小町という名前になりました。
昔ながらの日本酒らしい味わい。決して派手さはありませんが、クオリティの高さを感じることができます。
花冷えから熱燗まで、幅広い温度で楽しめるのも魅力です。
すっきり辛口「白瀑 純米酒 ど辛 +15」
日本酒度+15の超辛口です。
「ど辛」の名に恥じない、すっきりしたキレのある味わい。雑味のないクリアな味わいで、のどを通った瞬間にはじける辛みも美味です。
ただ辛いだけではなく、苦味や渋み、酸味などのバランスのとれた旨みと、その中に感じる米の甘みがあります。
どんな温度でもおいしくいただけるのも良いですね。夏は冷やで、冬は熱燗でいただけます。
のびやかな深い旨み「秋田酒類製造 高清水 精撰」
秋田を代表する蔵元の一つ、秋田酒類製造。地元民に愛される、飾り気のないおいしさの日本酒を造り続けているところです。
しっとりした味わいとさらりとした呑み心地。辛口ながらもまろやかな味わいが特徴。
甘みや辛み、酸味のバランスが良く、癖がないので飲みやすい味わい。スタンダードな日本酒という印象でコスパもよく、普段使いにピッタリ。
しょうゆを使った料理と合わせるのがおすすめです。
クリアで軽快な味わい「北鹿 北秋田 大吟醸」
ワイングラスでおいしい日本酒アワードや、全国燗酒コンテスト2016」にて金賞を受賞するなど、人気の高いお酒です。
雑味がない、クリアで軽快。しっかりした米の甘みと旨みがあるのに、フルーティで飲みやすい味わい。嫌みっぽくなくすいすい呑めます。
コスパもよく、いつでもストックしておきたいお酒です。
冷やで呑むのがおすすめ。もちろん、ワイングラスでいただいても。
香り高い辛口「浅舞酒造 天の戸 あまのと 醇辛(じゅんから)」
酒造りのために、田んぼからこだわる浅舞酒造の日本酒です。
キリッとした辛口ですが、米の旨みと水の柔らかさを強く感じます。
ふくよかで豊かな米の旨みと、シャープでキレの良い後味が、次の一杯を誘います。余韻も長いのも印象的。雑味は全くなく、クリアな味わい。
飲み方は常温~ぬる燗がおすすめです。
淡麗辛口「晴田 純米 雄山錦60」
晴田(せいでん)は、出羽鶴酒造が「米の個性と造りの調和」をコンセプトに新しく立ち上げたブランドの純米酒です。
晴田の名は、晴れた日の空の下の蔵に広がる田園風景をイメージして名付けられています。
リンゴのようなフルーティな香りがします。あっさりと爽やかで、まさに淡麗辛口の味わい。リンゴやナシを思わせるジューシーでフレッシュな酸味がとても綺麗です。
きれいな味わい「ゆきの美人 純米 完全発酵」
もろみを限界まで発酵してから絞った日本酒です。
ゆきの美人を造っている秋田酒造は、なんとマンションの一階に製造場を構える酒造です。秋田県で唯一、全量酒造好適米を使用した純米酒つくりにこだわっており、新しい技術と古き良き技術を融合させた酒造りに取り組んでいます。
凛とした米の旨みと、キレのある酸味が特徴。優しい甘みがあとからひろがります。きれいでクリアな味わいは、お魚との相性が抜群です。
あとあじスッキリ「八重寿 超淡麗辛口」
文字通り、超淡麗辛口な味わいの日本酒です。
キレがよく、後味スッキリ。きりっとしたシャープで、水の良さをうかがわせる雑味のない味わいです。
どんな料理とも合わせることができる万能選手。
冷やすと夏にぴったりの味わいに。さらにきりっとした味わいが楽しめます。
しっかりした旨みとコク「刈穂 山廃純米 超辛口」
山廃仕込みで、約2か月にわたって醸された日本酒です。
日本酒度は+12度。数字の上では超辛口ですが、そこまで辛くはありません。
米の旨みとコクがとにかく印象的。熟成されたなめらかでまろやかな旨みが全面に出ていて、呑み応えのある味わい。酸味はあまりなく、飲みやすいおいしさです。
温度が上がると香りが広がるので、ぬる燗~熱燗で呑むのがおすすめです。
爽やかで上品な味わい「両関 特撰 本醸造」
日本酒「花邑」で有名な両関酒造の日本酒です。
フルーティで上品な香りが特徴。
口に含むと、旨みとキレを同時に感じます。余韻はほとんどなく、すっと消えていきます。渋みや苦味、酸味はあまりなく、飲みやすい味わい。
きりたんぽ鍋と相性抜群です。