日本酒をプレゼントする機会は多々あると思いますが、あなたはどのような基準でプレゼント用の日本酒を選んでいますか?
私はやっぱり、「自分がもらって本当に嬉しいものかどうか」が基準になります。どのようなプレゼントでも基本の考え方ですが、日本酒でも同じように選んでみませんか?
今回は、プレゼントや贈り物でもらって嬉しい!おすすめの「最高級日本酒」を4つの価格帯に分けてご紹介していきます!
プレゼントすべき日本酒は分かっても相手の好みが分からないと銘柄を選ぶのは難しいですよね。
今回紹介する高級日本酒は、どんな人におすすめなのかも一緒に紹介していますので、贈る相手に合う日本酒選びの参考にして下さい。
目次
【3000円前後】気軽に贈れるプレゼント用高級日本酒
まずはお手頃な「3000円前後で買える」プレゼントにおすすめの高級日本酒を見ていきましょう!
日本酒好きな女性にはコレ「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」
今や高級日本酒の大定番!特に女性からの人気が高い「獺祭」シリーズは、日本酒好きの大切な女性に贈りたい日本酒です。
「獺祭」といえばとても高いイメージがありますが、こちらの「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」なら3000円前後で購入可能。気軽に贈れる価格なのが嬉しいですね。
純米の甘みとフルーティーさのバランスが良く、しつこくないのにしっかり余韻まで味わえます。
日本の酒文化を体現「梵 特撰 純米大吟醸」
数々の日本酒品評会で評価を受けている、梵の大吟醸酒の定番銘柄です。
山田錦を38%精白(磨き三割八分)しているというだけでも、日本酒好きにはきっと喜ばれるはず!
0℃で2年間の熟成を施しており、華やかな吟香だけでなくコシのある深い味わいが特徴。喉越しがよくスッキリとした味わいなので、玄人から素人まで幅広く喜ばれる銘柄です。
パーティーなどでは味が濃い物が多いと思いますが、辛口で非常に飲みやすいので、そんなシーンにも最適です。
近年話題の一本!「醸し人九平次 human 純米大吟」
近年、日本酒界隈で話題となっている「醸し人九平次 human 純米大吟」、新しもの好きの酒好きにはこれを贈れば間違いありません。
新しいだけではなく味も確かです。改良に改良を重ね、万人に好かれるスッキリとした味に仕上がっています。
世界から注目を集めている銘柄のため、現在はお手頃クラスとなっていますが、この先はもっと価格が上がっていくことも考えられます。
話題性もありますし、お祝いの席に手みやげとして持っていくのがおすすめです。
【5000円前後】ちょうどいい価格のプレゼント用高級日本酒
次はプレゼント用として間違いなし!「5000円クラス」のおすすめ高級日本酒を紹介します。
毎日頑張るお父さんに「久保田 萬寿 純米大吟醸」
デビュー当時日本酒界に衝撃を与えた「久保田」も、今となっては王者の貫禄を纏っています。
毎日頑張るお父さんに、ちょっといいお酒をプレゼントしたいのなら「久保田 萬寿 純米大吟醸」をおすすめします。
飲みあきしない優しい味は、疲れた体に染みわたりますよ。
一度は飲んでみたい日本酒「北雪 大吟醸 YK35」
ブルーのボトルに金のラベル。日本酒に詳しい人なら必ず喜ぶだろうという銘柄が「北雪 大吟醸 YK35」です。
強い甘みにフルーツのようなとろける酸味。食後酒として飲める高級日本酒ですから、若い年代の女性への贈り物にもぴったり。記念日や誕生日への贈り物にどうぞ。
素材の美味しさが引き立つ「黒龍 大吟醸 龍」
日本酒のクセが少なく、スッキリとした透明感のある味わいが人気を博している「黒龍 大吟醸 龍」。
蔵人による細心の注意が生み出した、高貴な香りとエレガントな口当たりは、贈り物にもふさわしい味わいです。程よい辛味が感じられるのに、どこか水のような清涼感も特徴の一つ。
その風味を再現したかのような落ち着きのあるデザインも魅力的ですね。これまでとは一味違う日本酒を贈りたい、という方におすすめです!
口に含むたび喜びを感じる「越乃寒梅 金無垢 純米大吟醸」
山田錦を贅沢に精米歩合38%に磨いて作られた「越乃寒梅 金無垢 純米大吟醸」。
ふんわりと鼻に抜ける吟醸香と繊細な飲み口が、いつもとは違う特別感を演出しくれそうです。
時間とともに熟成して味に深みがでる、山田錦の特徴を実感できる仕上がりとなっており、日本酒好きも大満足の一品。
風味が存分に堪能できるぬる燗で、長い余韻を楽しんでみてください。人生の節目にじっくりと味わってもらいたい。そんな1本です。
高級日本酒好きに贈るなら「飛露喜 純米大吟醸」
高級日本酒として名を馳せる銘柄は多々ありますが、その中でも特に味のバランスが優れていると評判なのが「飛露喜(ひろき) 純米大吟醸」です。
際立つ旨みに追って甘み、クリアなのみごこちなのに余韻もあって・・・とこれ一本で日本酒の良さすべてを味わえるような銘柄です。
有名なお酒ですが、全体的に少し高めの印象があります。だからこそプレゼントに贈ったら喜ばれること間違いありません。若い方でも目上の方でもどんな方にでもおすすめ出来ます。
【1万円台】大切な人への感謝を込めて贈る高級日本酒
ここからは最高級!1万円台の価格がついているおすすめの高級日本酒をご紹介します!
みちのく青森の幻の銘酒「田酒 純米大吟醸」
市場で出回ることが非常に少なく、その希少性のため注目度が高い「田酒 純米大吟醸」。ふくよかなお米の吟醸香に、ほのかな果実の香り。
滑らかな舌触りと奥深い旨み、ほどよい酸味が奏でるハーモニーは、一度飲んだら忘れられません!珍しい銘柄なので、特別なお祝いの贈り物にも喜ばれる銘柄です。
ワイン系日本酒といえば「磯自慢 純米大吟醸 ブルーボトル」
ワイン系日本酒の代名詞ともいえる「磯自慢」。その純米大吟醸である「ブルーボトル」は記念日のディナーにおすすめの一本。
輝き高級感の溢れるボトルも素敵ですよね。こちらは飲む人の性別・年代を問わない日本酒ですので、若い方でも「背伸びしすぎかな」と思わず挑戦してみてほしい銘柄です。
成人の誕生日を迎えた息子・娘へのプレゼントに最適です。
あらゆる日本酒を飲みつくしている人へ「白狼 古酒 原酒」
高級日本酒の類はもう飲みつくしている、そんな酒豪へのプレゼントには「白狼 古酒 原酒」を選んでみて下さい。
長期熟成が醸す香りは、ワインを飛び越えて紹興酒やウイスキーのよう。
長い余韻と華やぐ香り、これはなかなか手に入るものではありません。尊敬する方への贈り物におすすめです。
【2万円以上】思い出の一本になる最高級日本酒
最後は超高級!価格2万円以上のめったに飲めない超高級おすすめ日本酒をご紹介します!
高級日本酒のトップを走る「十四代 別撰 純米吟醸 播州山田錦」
最も高級でありながら、万人に受け入れられる日本酒が「十四代」です。
今や地元でもなかなか手に入らない銘柄ですから、これを贈られて喜ばない人はいないでしょう。
こちらの「十四代 別撰 純米吟醸 播州山田錦」は、フルーティで優しい口当たりが人気の一本。本当に大切な人へ贈ってみましょう。
伊勢志摩サミットでも振る舞われた「而今 純米大吟醸」
而今の最高峰、非常に入手困難な「而今 純米大吟醸」。伊勢志摩サミットの晩餐会で振る舞われたことから、近年とても注目されています。
伊賀産山田錦をなんと40%精米歩合し、而今らしい重厚のある味わいと芳醇な質感を実現。
ひと度口に含むだけで、高貴な雰囲気が一面に広がるようです。話題性もありますし、特別な贈り物にぴったりの銘柄です。
目が離せない人気銘柄「獺祭 磨きその先へ」
今や人気銘柄として知られている獺祭から、さらなる高みを目指して生まれた「獺祭 磨きその先へ」です。
精米歩合は非公開となっていますが、獺祭の中で最も高精白とされています。美しい香りはもちろん、複雑で重厚な味わいを実現した純米大吟醸通を唸らせる逸品。
獺祭磨き二割三分を飲んだことがある、という方にもぜひ飲み比べてみてほしい銘柄です。お酒好きなら必ず喜んでくれるはずでしょう。
その他のおすすめ日本酒をまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。他にもプレゼントにおすすめな日本酒の特集もありますよ。
おすすめ日本酒特集ページ 父の日や上司に!おしゃれで高級な日本酒飲み比べセットおすすめ9選 日本酒好きの男性へのプレゼントで喜ばれる!日本酒銘柄おすすめ8選日本酒をプレゼントするときの注意点
日本酒を購入する時、自分用でしたらその時々に合わせて色々な日本酒を購入すると思いますが、贈り物となれば話は別ですよね。
相手の好みはもちろん、相手との関係や贈るシーンなどもしっかり考えてプレゼントを選びましょう。
今回は日本酒をプレゼントするのに気をつけるべき要点をまとめてみましたので参考にして下さい。
贈り物に最適な日本酒の種類
プレゼントに最適な日本酒の種類は、ずばり大吟醸、または純米大吟醸です。
どちらかをプレゼントすれば少なくとも恥をかくことはありません。日本酒が好きじゃない方でも聞いたことがあるでしょう。
やはりプレゼントには最高級の物を贈られて嬉しくない人はいないはずです!大吟醸と純米大吟醸の2種類をあげましたが、それぞれ特徴がありますので贈り相手の好みに合わせてどちらかに選んで下さい。
日本酒の種類についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみて下さい。
そもそも純米大吟醸と大吟醸って何が違うの?
日本酒には製造方法で8種類の特定名称酒があります。
その中で、原料の米を50%以上削り、真ん中の風味が強い部分だけ使用したのが純米大吟醸と大吟醸です。
磨かれている割合は一緒なのになぜ名称が違うかというと、醸造アルコールを添加しているか添加していないかの違いにあります。
純米大吟醸
米・こうじ
大吟醸
米・こうじ・醸造アルコール
醸造アルコールとは
醸造酒・吟醸酒に添加されるアルコールのことを指します。でんぷん物質や含糖物質を原料として発酵させて蒸留て作られ、主にサトウキビや米が原料に使用されております。
添加と聞くとあまり良くないイメージを抱きがちですが、決して悪い意味で使用しているわけではありません。日本酒最大の特徴である吟醸香は水よりアルコールの方がより浸透しますので、純米大吟醸より大吟醸の方が香り高いものが多いです。
またアルコールを添加することにより、クセのないクリアな日本酒に仕上がります。添加する量も原料である白米の10%以下と決められておりますので、日本酒の味わいを邪魔することはありませんので安心して下さい。
高級日本酒をプレゼントして笑顔をお返ししてもらおう!
お酒をプレゼントする、特に日本酒をプレゼントするのはとても難しいものです。それぞれ味の好みもありますし、中途半端なものではがっかりされてしまうこともあります。
しかし「自分が自信をもって薦められる」日本酒であれば、どんなものでも相手は喜んでくれるでしょう。
また、せっかくプレゼントをするのなら、日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。プレゼントを通してより良い関係が築ければベストですよね。
高級日本酒をプレゼントして、贈った方も贈られた方も笑顔になれますように!