ビールといえばドイツ。日本産とは違った味わいと香りを持ち、世界的にも人気の高いビール。
実はスーパーやネットでもドイツ産の本格的なビールが、手軽に買えちゃうんです。
ここでは日本でも手に入りやすい、うまい黒ビール・白ビールに分けてご紹介します。
「黒ビール」深いコクが楽しめる
ビターチョコレートのようにスパイシー「ケストリッツァー シュヴァルツビア」
ゲーテに愛されたビール。スープも肉も野菜も食べないゲーテが、パンを食べながら飲んだとされるビールです。
濃厚で重い黒ビールのイメージに反して、このビールは口当たりものど越しも軽め。
クセもないので、ビターチョコレートを食べるようにすいすい飲めちゃいます。
ゲーテのように、パンを食べながら飲んでみるのはいかがでしょう。ママレードを塗ると、普通のパンも黒ビールにあいますよ。
スモーキーな香り「シュレンケルラ・ラオホ ビア」
燻製(ラオホ)ビールといえばこれ。ブナの木で燻した燻製モルトを使って醸造されたビールです。
燻してあるので、とにかくスモーキ―な香りが特徴。
好き嫌いが分かれる風味ですが、燻製が好きなら一度は試してみてください。クリーミーな泡と豊かな苦みが煙の香りと口の中で混ざり合い、鼻に抜けていく瞬間は堪りません。
おつまみには、燻製のチーズやベーコンなどをチョイスすれば間違いありません。
ワインのような芳醇な香り! 飲むベンツ「シュナイダー・アヴェンティヌス」
幾度も温度を下げ、順番に凍らせていくことで、アルコール度数が高く旨みの凝縮されたビールが出来上がります。これをアイスボック・ビールといいます。
アルコール度数は8%。チョコレートとフルーツに、クローヴ(スパイス)が香ります。
ワインのように芳醇な香りとキレのよさは「飲むベンツ」を称されるのも頷けます。その香りと味わいは、ワインが好きな方にもおすすめしたい一本。
意外にも、トマト料理とよく合います。おすすめは、鶏肉のトマト煮などお肉を煮込んだものです。
酸味が強くまるでコーヒーのような「エルディンガー ヴァイスビア “デュンケル”」
細かくなめらかな泡が特徴の黒ビール。酸味が強めで軽めな味わいは、黒ビールを普段あまり飲まないひともきっと気に入るはず。
コーヒーの酸味の果実に似た爽やかさと、このビールの爽やかさはよく似ています。酸味が強いアイスコーヒーが好きな人にもおすすめしたい一本です。
お肉料理全般にあいます。おすすめは豚肉料理。ザワークラウトを添えれば、一気に食卓がドイツになりますよ。
味噌のような濃厚な醸造高「エク28」
とにかく濃厚なビール。美しい濃い琥珀色をしています。
アルコール度数は11%。強めのアルコールに濃い果実酒のような甘味。鼻を近づけると、醤油や味噌のようなかぐわしい香りがします。苦味は抑えめ。日本のビールを想像して飲むと、その差異にびっくりします。
アルコールが効いて身体が温まるので、寝酒や風邪薬代わりに常温で飲む熱心なファンもいるとか。軽く冷やすか常温で、ゆっくり味わうのが良いでしょう。
添えるなら、チーズやお豆腐などの発酵食品を。おつまみがなくても美味しくいただけます。
やさしくまろやかな味わい「ヴェルテンブルガー・アッサム・ボック」
カラメルのような濃い褐色をしたビールです。エスプレッソのような風味ですが、濃すぎず重すぎず、口に含むと麦の甘みが漂います。
苦味成分の基準である値はかなり高め(24ppm)なものの、麦本来の味わいが強いため、苦味はほとんど感じません。
苦味が強いコーヒーが好きな方におすすめ。濃厚ですがしつこすぎない味わいは、ハーブやお肉との相性が抜群。是非、ソーセージと合わせて。そのほか、コーヒーのようにデザートと合わせるのもおすすめ。
「白ビール」華やかな口当たり
あっさりフルーティな味わい「ヴェルテンブルガー」
日本のビールをよく飲む方にも、日本のビールが苦手な方にもおすすめの白ビール。苦味もありますがとても軽めで、飲みやすくあっさりした味わいです。
フルーティな香りは、ビールが苦手な方にも受け入れられる美味しさです。逆にドイツビール本来の濃さや深みを求めている方は、別のビールを選択したほうがいいかも。
日本のビールに合うおつまみなら、何でも合うのも魅力。そら豆を塩ゆでにしてつまむと、不思議な和洋折衷が楽しめます。
現代人の味覚に合う軽快な味わい「シェッファー ホッファーヘフェ ヴァイツェン」
白ビールというと、酸味が強くて重たいイメージがあるかもしれません。そんな固定概念を覆すのがこの白ビール。
口に含むと、フルーティでまるで果実をかじったときのような、さわやかな酸味が広がります。
ゆっくり時間をかけて、これだけを味わってみてください。夏はもちろん、冬に暖かい部屋で飲むのも美味しいものです。
オレンジとコリアンダーが香る「ヒューガルデン ホワイト」
オレンジとコリアンダーの香りが爽やかな白ビール。アルコール度数は低めの5%。
日本のふつうのビールは苦手、という方でもきっと美味しくいただけるビールです。初めて買うのなら、缶よりビンのものがおすすめ。
酵母が底に溜まるので、しっかり冷やして、ゆっくりビンをひっくり返していただきましょう。
しっかりした苦味が美味しい「レーベンブロイ」
レーベンブロイとは、ドイツ語で「獅子のビール」の意味です。
しっかりしたコクとビールらしい苦味が特徴のビールですが、まろやかさとキレの良さが絶妙なバランスで成り立っていて、思わずゴクゴク飲んでしまいます。
お魚にもお肉にも合いますが日本のビールのように、お刺身や鍋にもぴったりです。キリッと冷やしてどうぞ。
まとめ
いかかでしたか?今回は白ビール・黒ビールでご紹介しましたが、ビールの種類はたくさんあるので色だけではテイストが分からないですよね。苦いビールは苦手という方には判断しづらいと思います。
そんな方には甘めのドイツビールを集めた記事もありますので以下を参考にしてみて下さい。
色々なおすすめビールをまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。もちろんドイツビールの特集もありますよ。
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