アルマニャックって、実はとっても長持ち。アルコール度数が高いので、容易に腐ったりしません。
それどころか、熟成し、その年ならではの味わいになるんです。
時を経て楽しめるアルマニャックは、記念日や誕生日のプレゼントにもぴったりです。
生まれ年のアルマニャックを贈る、なんていうのも粋ですよね。
今回は、ヴィンテージ・アルマニャックのおすすめ銘柄を集めました。
ヴィンテージ・アルマニャックで、他の人とは一味違ったプレゼントをしちゃいましょう。
果物の芳醇な味わい「ラフォンタン 1951」
ブランデーの中でも「貴族」と称される最高級のブランデーを作る地区、アルマニャック地方。そこで作られたアルマニャックは、最高級の品質で有名です。
そんな品質の良いアルマニャックを、ラフォンタンは一瓶一瓶手作業で瓶詰しています。
オーク樽で寝かされたアルマニャックはプラムやプルーン、バニラなどの複雑な味わいが特徴。
特に果物らしい甘酸っぱさが強く感じられます。ドライフルーツと合わせるのがおすすめ。
バランスの良い味わい「デュペイロン 1967」
1967年のアルマニャックです。50㎖なので、手軽に手に入るのもうれしいところ。
野性味ある濃厚な果実味と繊細な甘みがあり、バランスの良い味わい。
アルマニャックのかぐわしい香りと深みのある味わいは、記念日を素敵に彩ってくれること間違いなしです。
180年の歴史も味わって「カスタレード アルマニャック 1969」
180年の歴史をもつ最古のアルマニャック、カスタレードです。
さまざまな有名レストランが採用しており、知る人ぞ知る有名なアルマニャックです。
芳醇なカラメルの香りが特徴。レーズンや葉巻のニュアンスもあり、複雑な味わい。アルコール度数も高すぎず、ゆっくりと味わえる逸品です。
チョコレートやナッツと合わせるのがおすすめ。週末にゆっくり楽しむのはいかがでしょう。
フルーティで深みのある味わい「マルセル・トゥレプー 1931」
1931年、88年もののアルマニャックです(2019年現在)。
オリがある場合がありますが、味には問題ありません。
オレンジやレーズンを思わせるフルーティな香りと、深みのある味わいが特徴。複雑な味わいは余韻も長く、思わずほっと溜め息をついてしまうおいしさです。
同じ香りの要素がある、オランジェットなどと合わせるのがおすすめです。
繊細かつ華やかな味わい「シャトー ド ラキー 30年 アルマニャック」
1711年の創業以来、一族に代々受け継がれてきたアルマニャック最古のシャトーが作る、こだわりのアルマニャックです。
ブドウ作りからすべての工程を一貫管理することで、高品質なアルマニャックを安定して作っています。
アルマニャックの本にて140の生産者の中から最高ランクに選ばれるなど、その実力はお墨付き。
そんなアルマニャックは、繊細かつ華やかな味わい。するっと飲みやすく、癖がない素直な味わい。国内外問わず高評価を受けていることにも納得のクオリティです。
フランスのサミットでも使われた「ニーメ・デルクルー アルマニャック 1967」
1832年創業のニーメ・デルクルー社。数あるアルマニャックハウスの中でも最も古い歴史を持つこの生産者は、品質が高いことから海外でも高い評価を受けています。
2003年には、フランスで行われたサミットで各国首脳にプレゼントされました。
その味わいはとにかく芳醇。葉巻や皮、オークを思わせるスパイシーな味わいと滑らかな甘みがあり、様々な要素がありながらもバランスがとれています。
他に比べると甘さ控えめ、ちょっぴりビターな味わいなので、違いの分かる人へのプレゼントにぴったりです。
手に入ったらラッキー!「サント=クリスティ・ダルマニャック・ドメーヌ・ド・ペイロ 1936」
生産者のスーバベール夫人はすでに生産をやめており、今市場に出回っているものがすべてという幻のアルマニャック。
ファンがこぞって買い付ける人気ぶりで、なかなかお目にかかれないこの逸品、市場に出ていたら即買いが吉です!
滑らかな口当たりとシナモンとバニラの香りを強く感じるスパイシーな味わいは、ファンが多いのもうなずけるクオリティです。
ドメーヌ・ド・ペイロ
心地よい甘み「ド カステルフォール 1973」
カステルフォール(castelfort)とは『堅牢な要塞』という意味なのだそう。
その名の通り、何があろうと、堅牢な要塞のように揺るがない旨さのアルマニャックです。
花の蜜を思わせる甘みと、杏を思わせる甘酸っぱい味わいが特徴。
オレンジジュースとオレンジキュラソーを加え、オリンピックというカクテルにするのもおすすめです。
とってもスパイシー「ジェラス 40年」
現代では失われつつある貴重なブドウを使ったアルマニャック。なんと言っても、とてもスパイシーなのが特徴。
サフランやリコリス、タバコやムスクなど、複雑な香りが絡み合って唯一無二の味わいになっています。
バニラアイスと合わせるのもおすすめ。
フルーティな香りと味わい「アルマニャック・ド・モンタル 1950」
アルマニャック地方で12世紀から続いている旧家、シャトー・デュ・リュートールが生産しているアルマニャック。
アメリカ市場で特に人気が高いこの商品は、かぐわしいブドウの香りが特徴。
ブドウの他にも杏やバナナ、桃など、とてもフルーティな味わいと香りが楽しめます。