パブの文化が盛んなイギリスでは、もちろんビールも大人気。イギリスのスーパーでは、ビールの缶と瓶がたくさん並んでいます。
歴史上、日本でなじみのあるラガービールよりも、エールビールを多く製造しています。
エールは麦の旨みとコクを味わえる個性的な味わいのものが多く、じっくり楽しめるのが特徴です。
今回は、通販やスーパーで買えるイギリス・ロンドンのおすすめビールをご紹介します。
イギリスといえばこれ！「フラーズ ロンドン プライド」
イギリスで最も人気のあるペールエールです。
「フラーズ」という醸造所で造られています。このフラーズ、最初は3人の家族が始めた小さな醸造所だったのですが、今やビールだけでなくパブやホテルも経営しており、世界各国で高い評価を得ています。
そんな中、このロンドンプライドは世界のビールコンテストで多くの賞を受賞しており、そのおいしさは折り紙付き。
滑らかな口当たりと、カラメルの甘い香りが特徴的です。酸味はほとんど感じず、苦味もかなり穏やか。
飲みやすいビールなので、初心者にもおすすめです。
とってもドライ！「フラーズ インディアペールエール(IPA)」
上のビールと同じく、「フラーズ」が出しているIPAです。
香りはフルーティで甘めですが、口当たりはかなりドライ。
ホップと麦芽の旨みを強く感じることができます。後味は甘く、ちょっぴりスパイシー。
苦味は穏やかですが、しっかりと感じることができます。
さっぱりと爽やかな味わいで、夏にぴったり、ゴクゴク呑めるビールです。
香りと苦味をしっかりたのしんで「グリーンキング オールドスペクルドヘン」
こちらはロンドンのパブでよく飲まれている人気のビールです。イギリスラグビー教会の公式ビールでもあります。
柑橘を思わせるグレープフルーツの香りと苦味があり、とてもフルーティ。
ホップが効いているビールが好きなひとにおすすめ。あまり冷やさず、コクと旨みをゆっくり楽しむのがおいしいビールです。
ラグビーの試合を見ながら見るのもいいですね。
ガツン！ くる味わい「スピットファイアー」
イギリスに現存する最古のエールビール醸造所「シェパードニーム」で造られているビールです。
名前は同名の映画にもなった有名な戦闘機から。スピットファイアは、敵国に「自分の部隊の飛行機もスピリットファイアにしてほしい」と言わせたほど、性能の良い戦闘機でした。
ガツン！ と来る個性的な味わい。
イギリスのビールらしい強い麦の香りは癖になります。甘みと苦味が混ざり合った濃厚な味わいは、イギリスのビールが好きなひとはきっと気に入るはず！
コーヒー好きに勧めたい「Hobgoblin(ホブゴブリン)」
チョコレートモルトを配合した、コーヒーの香りがするビールです。
日本では、クリスマスやハロウィンパーティに出る限定商品が有名なのではないでしょうか。
コーヒーのような香ばしさと、切れの良いのど越しが特徴。
ちょっぴりリッチな味わいは、お祝い事にぴったりです。
本当に旨いIPA「BrewDog (ブリュードッグ) 」
このクラフトビールを作っているブリュードッグは、本当にパンクなメーカーです。ビール造りだけでなくマーケティングにも優れており、広告は一度見たら忘れられなくなること間違いなし。
「本当に呑みたいビールを造る」にこだわったこのメーカーのビールはどれも絶品。
その中でも一番有名な商品が、このIPAなんです。
スパイシーなホップの苦味が印象的。一度呑めば、このガツンと来る苦味の虜になること間違いなしです。
複雑な味わいにびっくり「ブリュードッグ インディー ペールエール」
上にあげたメーカーが作っているペールエールです。
柑橘系の香りとホップの苦味、麦の香ばしさがあいまって、複雑な味わい。癖は軽めで飲みやすく仕上がっています。
さまざまな味わいがじゅわっと沸いてきて、翻弄されてしまいます。
他では味わえない個性的なビールといえるでしょう。
じっくり楽しみたい「セントピータース ブラックIPA」
4種類の麦芽を使っており、ドライフルーツの複雑な香りを感じることができます。
口当たりは優しくクリーミー。
深い苦味の中に甘みや酸味がほどよくあり、美味です。
ナッツなどの軽いおつまみとあわせて、じっくりと味わうのがおすすめです。
まろやかな味わい「マックイーワンズ」
まろやかなスコッチエールが呑みたい方にはこれおすすめ！
アルコール度数は8％と少々高め。
キャラメルを思わせるほろ苦い甘みがあり、コーヒーリキュールの趣があります。癖がなく飲みやすいので、初心者にもおすすめ。
冷やしすぎずると香りが引っ込んでしまいます。10℃ほどの温度で呑むのがベストですよ。
濃厚なコクが特徴「オールド・トム」
猫のボトルが印象的な黒ビール。とにかく麦の苦味とコクが濃厚！
真っ黒なボディを見た印象そのままのコクの深さで、香ばしい甘さが後味に追ってきます。
黒ビールの中でも個人的におすすめしたい一本。
初心者にはおすすめできない濃さですが、黒ビールに慣れたらぜひ呑んでみてください。