臭いが強く、飲みにくいイメージが強い「芋焼酎」。
しかし、現在では最近はフルーティで飲みやすい味わいのものも増えてきており、女性からの人気も高まってきています。
原料にサツマイモを使っているだけあって、芋焼酎は甘い香りがするのが特徴。甘いジュースなどとも相性は抜群。
さまざまな飲み方/割り方ができる芋焼酎は、初心者でも楽しめるお酒です。今回はそんな芋焼酎の美味しいおすすめの飲み方/割り方をご紹介します。
オススメの飲み方1 ストレート
芋焼酎が好き、そのままの味を楽しみたい方にはストレートがおすすめ。芋の香りと甘さがぞんぶんに楽しめます。
芋焼酎の特徴の一つであるとろりとした口当たりが楽しめるのも良いですね。
芋焼酎の度数は20~25度。お酒の中では特別強いというわけではありませんが、ストレートで呑むときには、チェイサーを用意するのがおすすめです。
チェイサーには水や炭酸水の他、ウーロン茶など香ばしい味のするお茶もよく合います。
オススメの飲み方2 ロック
焼酎そのものの味わいを楽しめて、ストレートより飲みやすいのがロックです。
芋焼酎は特に加水すると甘みが引き立つので、お酒に強い方にはおすすめの飲み方です。
時間が経つにつれて氷が溶け、風味が変わっていくのも楽しめます。
水っぽくなってしまうのが嫌という方は、大きめの氷を使うのがおすすめ。氷は大きいほど溶けにくいので、焼酎が薄くなってしまうのを防げます。
梅干しを入れ、潰しながら呑むのもおすすめ。よりすっきりした味わいになり、食事ともよく合います。
オススメの飲み方3 水割り
芋焼酎の本場九州では、水割りで呑むのが一般的。
とくに毎日の晩酌は、ロックや水割りで楽しむ人が多いんだとか。
気軽に味わえて、油っぽい料理にもよく合う水割りは、毎日の晩酌にもぴったりです。
焼酎の水割りは、氷を入れず常温で作るのが一般的。
ミネラルウォーターでも美味しくいただけますが、より水にこだわるなら軟水を使うのがおすすめ。味がよく馴染み、焼酎のおいしさを引き出してくれます。
オススメの飲み方4 前割り
焼酎をあらかじめ割って置くことを「前割り」と言います。
あらかじめ割っておくことで焼酎と水がよく馴染み、まろやかな味わいとなるのが特徴。一度試してみてほしいおいしさです。
焼酎と水を合わせたものを、冷蔵庫で一晩ほど寝かせればできあがりという手軽さも良いですね。
夏はそのまま冷で、寒い時期には燗につけて呑むのがおすすめ。
燗につけるときは、鹿児島県の「チョカ」という容器を使うのがおすすめ。
ガスではなく炭火にかけると、さらにまろやかで芳醇な味わいになります。
オススメの飲み方5 ホット(お湯割り・燗)
九州で好まれている飲み方の一つがお湯割りです。飲みやすく料理に合わせやすいお湯割りは、夏でも好んで呑む人がいるほどのおいしさ。
焼酎4:お湯6で作る「ロクヨン」が一般的ですが、好みで割合を変えても美味しくいただけますよ。
お湯割りを作るときのポイントは、お湯を先に入れること。
お湯を先に入れ、あとから焼酎を注ぐと自然と混ざります。
また、ぬるめの燗をつけるのもおすすめ。芋の華やかな香りが楽しめます。
オススメの飲み方6 炭酸割り(酎ハイ)
さっぱり飲みたいというときには炭酸割りがおすすめ。
グラスに氷を入れ、芋焼酎を注ぎ、炭酸水で満たせば完成。夏にもぴったり、食事にもよく合う酎ハイになります。
ポイントは混ぜすぎないこと。かき混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうので、混ぜる回数は十回以内に留めると美味しく作れます。
梅干しや生姜、シソを浮かべるアレンジもおすすめ。さらにさっぱりいただける味わいになります。
渋みや苦味を引き立ててしまうので、レモンやライムはあまりあいません。
オススメの飲み方7 ジュース割り
芋の香りがどうしても苦手という方におすすめしたいのが、このジュース割り。
リンゴジュースやコーラなど、甘い飲み物で割ると芋の匂いが緩和され、ぐんと飲みやすくなります。
トマトジュースで割る飲み方もおすすめ。
タバスコやバジル、胡椒などで味のアレンジもでき、洋食ともよく合う味わいになります。
どれも材料を事前に冷やしておくのがポイント。冷やすと芋焼酎は香りが抑えられ、飲みやすくなります。
柑橘系との相性があまりよくないので、オレンジジュースは避けて。
オススメの飲み方8 お茶割り
焼酎と意外にもよく合うのが、お茶。
とくに烏龍茶などの香ばしい香りがするお茶と合わせると、呑みやすく、それでいて芋の悪いところだけを控えめにしてくれます。
アイスはもちろん、ホットのアレンジもおすすめです。
オススメの飲み方9 カクテル
芋焼酎はカクテルもおすすめです。
元々あるカクテルを芋焼酎に変えるだけで、美味しいオリジナルカクテルができちゃいますよ。
甘い香りを持つ芋焼酎は、甘みのある材料と合わせるのがおすすめ。
コーラやジンジャエールなど、炭酸のジュースともよく合います。