沖縄伝統のお酒「泡盛」。日本ならではの「お米のお酒」でありながら、どこか異国情緒が漂うような独特の味を持っているため、その個性に虜になる人も多いですよね。
今回は、そんな泡盛の定番銘柄から、とくに有名な定番銘柄8つを味比べしてみました!
古酒泡盛の定番「久米島の久米仙 でいご」
泡盛の古酒でありながら価格も安いため、古酒泡盛好きの定番となっている銘柄が「久米島の久米仙 でいご」です。
原酒に近いアルコール度数43度ということで、正直ストレートで飲むのは躊躇われました。
しかし味比べというからにはまずストレートから。すると、ウイスキーのような芳醇な香りがあり、味はドライですっきりとしていました。甘みは殆どなく、男気溢れる泡盛といった印象です。
さらにとろっとコク深く「久米仙酒造 久米仙ブラック古酒」
「久米島の久米仙」を更にコク深く味わい深くした泡盛が「久米仙酒造 久米仙ブラック古酒」です。
お酒自体がとろみを帯び、アルコール度数は「でいご」よりも低い35度なのにもかかわらず、力強さはまったく負けていません。
味は甘みを帯びていて、ストレートよりもお湯割りや水割りの方が楽しめると思います。より個性的な泡盛が好きな方におすすめしたい一本ですね。
泡盛ビギナーには「残波 30度」
泡盛の中で、もっとも有名で人気のある銘柄といえばこちらの「残波 30度」の黒です。
口当たりものど越しもかなりすっきりとしていて、米特有の張り付くようなアルコール感は皆無なのが特徴的。そしてこれが、泡盛ビギナーにも愛されている理由のようです。
味はほんのりメロンのような果実感を感じることができます。どこまでもさらっとクリアな泡盛ですから、何杯飲んでも飲みあきしなさそうなのも高評価ですね。
フルーティにはじける「残波 25度」
先ほどの「残波」は通称「ザンクロ」と呼ばれ愛されていますが、こちらはその対「ザンシロ」として全国の泡盛愛好家に愛されている「残波 25度」。
「ザンクロ」が涼やかな泡盛だとすると、こちらの「ザンシロ」はどこまでもフルーティではじけるようなフレッシュさが特徴です。
女性に好まれる味というのが、一口飲んだ瞬間に理解できます。黒と白、両方並べて飲み比べするのも楽しいですよ。
ミネラル豊富で独特の飲み口「菊之露酒造 菊之露 5年古酒」
ミネラルやカルシウムを多く含む水を仕込みに使用することで、独特の口当たりをつくりだした泡盛が「菊之露酒造 菊之露 5年古酒」です。
余計な添加物を含まずに造られているというだけあって、最初の一口目の印象は「透明度が高い」。他の泡盛とは一線を画す味と口当たり、なのに、雑味がなくひたすらに素直な泡盛と言えます。
とてもまろやかで40度という度数を感じさせません。濃いめのロックがおすすめです。
沖縄っ子も大好き!「八重泉酒造 八重泉」
コスパ最強で沖縄っ子も大好きな銘柄といえば、こちら「八重泉」です。
味はフルーティーで飲みやすく、それでいてちょっと甘みもあり「バーベキュー」のお供にも良さそうな感じですね。
炭酸で割って、少しライムの搾り汁を入れるとかなり美味しく飲めました。
オーク香る不思議な泡盛「ヘリオス酒造 くら古酒」
北米産オーク樽でゆっくり熟成させた「ヘリオス酒造 くら古酒」は、高級感あふれる泡盛です。
華やかなオークの香りにまったりとしたクース(古酒)の味、普通の泡盛がお昼から飲みたくなる酒だとすれば、こちらは深夜に飲みたくなる泡盛と言えますね。
焼酎特有のアルコール感が苦手な方におすすめです。
熟成肉とのマリアージュが最高!「瑞泉 古酒」
沖縄泡盛にあって、「熟成肉と最高のマリアージュ」を見せてくれるのはきっとこの「瑞泉 古酒」だけでしょう。
「瑞泉 古酒」は深くそして複雑な香りを纏い、まろやかに体内に染みこんでいきます。
味自体にこれといった特徴はないのですが、とにかく他にはない香りに心打たれました。泡盛好きの方は、毎日の晩酌用にどうぞ。
沖縄泡盛で昼間からお酒を楽しもう!
沖縄の人がアルコールを飲んでいるところをイメージすると、なぜかいつも「青い海」「青い空」が思い浮かびます。
実際、お酒が大好きな沖縄っ子たちは、まだ明るい時間帯からでもぐいぐい泡盛を飲んでいるみたいですね。
それに倣い沖縄泡盛を取り寄せたら、休日の昼間からゴーヤチャンプルーやラフテーをつまみにして泡盛を心ゆくまで堪能して楽しんでみてくださいね!
色々なおすすめ焼酎をまとめたページもありますので合わせてどうぞ。泡盛の記事は他にもありますので参考にして下さい。
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