焼酎を気軽に楽しめる飲み方、水割り。氷と冷たい水で焼酎を割る飲み方のことで、焼酎の本場九州でも親しまれています。
とくに麦焼酎や芋焼酎は、水割りにすることでぐんと飲みやすくなります。さらに、加水することによって香りが開くものも。
今回は、水割りと相性の良い焼酎のおすすめ銘柄をご紹介します。暑い日や食中酒にもおすすめですよ。
しっかり芋の風味「赤兎馬」
定番の芋焼酎、赤兎馬。もともとは九州限定で販売されていた芋焼酎でしたが、今は日本全国で手に入れることができるようになりました。
シャープな味わいですがフルーティさもあり、芋の風味もしっかりあります。それぞれの要素がバランスよく、癖が強めながらも飲みやすい味わい。
水割りにするとさらに飲みやすく、食事によく合うスッキリした一杯に。和食だけでなく洋食にもよく合います。
フルーティで飲みやすい「川越」
「若い女性でも飲みやすい焼酎を」をコンセプトに作られた川越。フルーティで癖のないおいしさは高く評価され、ファーストクラスの機内酒にも選ばれているほどです。
今も伝統を守り、機械に頼らず手作業で造られている川越は、芋焼酎とは思えないほど癖のなく飲みやすい味わい。
甘みも感じられますが、後味はきりっと締まっていてべたつきません。加水すると旨みが増すので、水割りにぴったり。ロックもおすすめです。
香ばしくて甘い「中々 25度」
あのプレミアム焼酎、「百年の孤独」の原酒となった麦焼酎です。
百年の孤独は樽でじっくり寝かせて作られる焼酎。中々も長期熟成に耐えられるよう、しっかりしたコクを持つ、呑み応えのある味わいに仕上げてあります。
香ばしい甘さは癖になるおいしさ。キャラメルのような優しい余韻も美味。水割りにするとするする呑める危険な一杯に大変身します。
ライチのような香り「だいやめ~DAIYAME~」
だいやめとは、「晩酌して疲れをいやす」という意味の鹿児島の方言です。その名の通り、晩酌にぴったりの爽やかな味わい。
一口呑めば、そのライチのような香りに驚くはず。味わいは意外にドライでスッキリしており、料理に合わせやすいのが良いですね。
和食から洋食まで、どんな食事ともよく合います。水割りにするとさらりといただける一杯に。炭酸水で割ってハイボールにするのもおすすめです。
口当たりまろやか「みしま村」
鹿児島の三島村黒島の芋焼酎です。三島村黒島で作られているサツマイモ、紅乙女を100%使用しています。
地域おこしのプロジェクトの一環として、村役場が主体となって作られているという珍しいみしま村は、生産量が少ないため手に入ったらラッキー! 三島村に行った際のお土産にもおすすめです。
焼酎の味を邪魔しない黒島の水をしているため、口当たりがとてもまろやか。
水で割るとさらに口当たりがまろやかに、すいすい呑める味わいになります。飲みすぎには注意してくださいね。
飲みやすいだけじゃない!「のんびり蓮蛙」
カエルが描かれたピンク色のラベルが印象的な紫芋焼酎です。
「ただ飲みやすいは、いらない!!」との考えから、甘いだけではなくひとくせある味わいに仕上げています。
口当たりはフルーティですが、紫芋らしい呑み応え、癖もあります。ロックやお湯割りにしても◎。水割りやハイボールにすると、パスタなどの洋食料理にもよく合います。
こっくり濃い味わい「いいちこシルエット」
人気の麦焼酎「いいちこ」の、ワンランク上の商品です。
もともと焼酎臭さを感じさせない飲みやすい味わいのいいちこですが、いいちこシルエットはさらに濃厚な甘みが特徴。
水割りにすると口当たりまろやか、飲みやすい味わいに。こっくり濃い味わいの中に、果実のような甘みも強く感じられます。ロックや炭酸割りで呑むのもおすすめです。
プレゼントにもおすすめ「甕雫(かめしずく)」
ちょっぴり贅沢したい日におすすめなのが、この甕雫です。引っかかりなくするする呑める驚きのまろやかさは、「水のように飲める」と評判。
上品な芋の風味と旨みもしっかり感じられます。水割りはもちろん、事前に水で割っておく前割りもおすすめ。さらに舌触りがなめらかになります。
かめに入っておりひしゃくもついてるので、プレゼントや手土産にも。
暑い夏にぴったり!「しそ焼酎 鍛高譚」
「暑い夏にスッキリした水割りが呑みたい!」……そんなときは、鍛高譚がおすすめ。鍛高譚はシソを原料に使用したしそ焼酎です。
シソ特有の清涼感ある香りと独特の苦味があり、さっぱりしたおいしさ。水割りやハイボールにすると、夏にもピッタリの一杯に。梅干しやライムを入れ、潰しながら飲むのもおすすめです。
ゴマの風味にびっくり「紅乙女STANDARD」
変わった焼酎が呑みたいときにもぴったりなのが、紅乙女というゴマ焼酎です。一口呑むだけで、ゴマを口いっぱいに頬張ったような香ばしさと旨みが広がります。
後味はスッキリしていて、全体的に落ち着いた味わい。水割りにするとすっきり飲みやすく。ロックやお湯割りにするとゴマの旨みが前に出てきます。