フルボディ赤ワインと聞くと海外産で高価なイメージがありますが、国産でも安くて美味しいフルボディは意外とあるんです。
特に口に入れるものはなるべく国産の物が良いという人も多いですよね。
甘口から渋みのあるフルボディまでバリエーションも様々ですので是非参考にしてみて下さい。
ジュースを超える濃縮された果実味「メルシャン 自然の恵み 黒ぶどう酒 」
レスペラトールを配合し味を調えた、いわゆる「合成調整ワイン」です。レスペラトールというのはブドウの皮に含まれるポリフェノールの一種のこと。
合成調整ワインと侮ることなかれ、まさにジュースのように飲みやすいワインに仕上がっています。
アルコール度数は低め。赤玉ワインのような濃厚な甘みを持ちながらも砂糖のようなそれではありません。
酸やコクもしっかりあり、ブドウ本来のフレッシュな果実味が存分に味わえます。
赤玉ワインのように炭酸で割ったり、温めて飲んでも。
優しくまろやか「源作印 GKT 赤」
ラベルの地味さに怯まないでください。
フルーティというよりもまろやか、やわらかい感じの美味しいワインです。
スミレなどの花の香りに、腐葉土とブラックチェリーの香りが漂います。柑橘系よりももっと素朴な果実の酸が漂い、かなり独特な風味です。
しかし、ハマる人はハマるはず。そして、好きな人は少なくないはずです。日本のワインですが、フランスのワインに近い印象を受けます。ボルドー系がお好きな方におすすめ。
濃厚でコクのある味わい「サッポロ ポリフェノールでおいしさアップの赤ワイン 」
ポリフェノールというのは植物が作り出す物質のことです。
動脈硬化やガンの予防、アルツハイマーの予防などの効果があると言われています。赤ワインにはたくさんのポリフェノール(アントシアニン)が入っていることで知られていますよね。
そんなポリフェノールを配合したこのワインです。
まず驚くのが濃厚なコク。バランスよく酸と渋みが入っていて、普段使いのワインとしてもぴったり。
油っぽくスパイシーな料理と合います。たっぷり胡椒を振った粗びきソーセージなどがおすすめ。
フルーティでフレッシュ「サントネージュ 摘みたての贅沢 濃厚黒ぶどう赤」
果実味が濃厚なワインです。
カシスやブラックチェリーの香りが強く漂い、甘みを強く感じます。とにかくフルーティでまろやか。
甘さ控えめのブドウジュースといえばいいのか、口当たりが軽く、本当に飲みやすいワインです。
渋みも酸もあるのですが、どちらもかなり穏やかで控えめ。
トマト料理やチーズ、チョコレートと合います。
癖がなく気軽に楽しめる「メルシャン おいしい酸化防止剤無添加赤ワイン 厳選素材 ペットボトル」
「気軽に楽しめるワインを」と造られたワインです。酸化防止剤が入っていないのはうれしいですね。
果実味が強く、酸味はやや強め。
ワインを飲み慣れている方にとっては甘めかもしれません。ワイン初心者にとっては飲みやすい一本です。
冷蔵庫にいれて、冷やして飲むのがおすすめ。癖がないのでどんな料理とも合います。
優秀な名脇役「アルプス ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククイーン」
発酵後フレンチオークで12か月熟成させた国産ワイン。
少々空気にさらすと酸味が和らぎ、飲みやすくなります。まったりとした重い口当たりは、ゆっくりと楽しみたい味わい。
是非、味の濃い料理と合わせて頂きたい一本。濃厚なのでどんな料理にも負けたりしません。
料理を引き立ててくれる名脇役として大活躍すること間違いなしです。
甘酸っぱい風味「アデカ 安曇野ヤマソー&メルロ」
上質なブルーベリージャムのような甘味と果実味、ほどよい酸味を持つワインです。
しかしきちんと渋みも感じられ、特に後味に渋みが残ります。
酸味と渋みのバランスの良さがあいまって、非常に爽やかな印象。
「味噌などを使ったコクのある和食にお勧め」だそうですが、醤油・砂糖などで味を付ける照り焼きやすき焼きなどとの相性も良いです。
アデカ 安曇野ヤマソー&メルロ
優しく繊細な味わい「ベネディクシオンルージュ 2015」
特徴的なのは、ナッツとハーブ、土の香り。野性味がある印象ですが、その実繊細です。
それらの香りをドライフルーツの香りがうまくまとめています。
優しく繊細な味わいが、あとにスーッと引いていくのがおいしいワインです。
ハーブをふんだんに使った料理との相性が抜群。鶏肉や牛のヒレ肉が合います。
ベネディクシオンルージュ 2015
バニラなどの甘い香り「五一わいん スペリオール」
メルロー種を主体にブレンドされ、フレンチオーク樽で熟成させ、さらにビン内で熟成させたワイン。
メルロー種らしい濃厚なプルーンのような甘い香りに、フレンチオーク樽のバニラやトーストの香り。
きれいな酸があり、ジューシーでみずみずしい感じがします。
すいすい飲めてしまう一本。お魚とも合います。
渋みも舌触りも個性的「丹波ワイン 鳥居野 赤」
とにかく個性的なワインです。
口につけるとまず黒い果実とスミレの香りと、果実の甘みを強く感じます。
そのあとを追いかけてくるタンニンの渋みと、どこかどぶろくを思わせる舌触り。長く残る余韻。
正直、万人受けするワインではないと思います。が、日本のワインなだけあって和食との相性は抜群。是非一度、試していただきたいワインです。
色々なおすすめ赤ワインをまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。
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