日本酒の平均的なアルコール度数は15度から16度ほど。お酒に強い方は、その程度の度数では物足りないという方もいるのではないでしょうか。
もっとガツンと来る、呑み応えのある日本酒が呑みたい! というときは、16度よりも高いアルコール度数の日本酒を選ぶのもおすすめです。
今回は、アルコール度数(パーセント)が高い日本酒のおすすめの銘柄を、度数が高い順にランキング形式にしました。*22%以上は日本酒ではなくリキュールに分類されますので、22%以内のもののみ紹介しています。
10位 水の良さ感じるクリアな味わい「千徳酒造 千徳 原酒」
【アルコール度数】19%
一般的な日本酒はもろみを絞ったあと水を加えてアルコール度数を調整していますが、原酒は加水調整しません。そのため、アルコール度数になることが多いんです。
この原酒もアルコール度数は19%とかなり高め。
千徳酒造は宮崎県で唯一の清酒専門酒造会社です。会社は水質ランキング日本一の五ヶ瀬川水系下流大瀬川の近くにあり、水の良さを生かしたクリアな味わいのお酒が得意です。
味わいもしっかりしており、濃厚な味わい。冷やから燗まで、幅広い温度で楽しめます。
9位 濃酵旨口「菊姫 原酒」
【アルコール度数】19度〜20度
日本酒らしさをこれでもかと全面に出した逸品。コクと旨み、日本酒らしい癖があり、濃酵旨口の言葉が似合う味わいです。
複雑な旨みとどっしりした味わい、ガツンと来る呑み応えは、日本酒通さんにこそおすすめしたい一本!
刺身や寿司との相性は抜群。ロックで呑むのもおすすめです。
8位 力強い飲み口「本醸造原酒 しぼり酒 花の友株式会社」
【アルコール度数】19度〜20度
アルコール度数19度以上20度未満の千葉県松尾市の地酒です。
力強い飲み口が印象的。米の旨みが強く感じられる味わいです。しかしキレは良く、後味はスッキリしています。
味の濃い料理と合わせるのがおすすめ。夏はオンザロックや炭酸で割ると美味しくいただけます。
7位 毎日の晩酌にも「稲里 しぼったまんまの出荷 ふな口無濾過生原酒」
【アルコール度数】19度〜20度
アルコール度数の高い冬季限定酒です。
無濾過・無殺菌・無加圧。言葉通り、「絞ったまんま」瓶に詰めているため、瓶の底にオリが沈んでいるのが見て取れます。
キレの良いスッキリした辛口。コクも旨みも強めですが、さらりと呑み疲れない味わい。癖がなくどんな料理ともよく合うので、毎日の晩酌にもぴったりです。
6位 コスパ最高!「月桂冠 つき原酒 パック」
【アルコール度数】20度〜21度
2018年に品評会「IWC」でゴールドメダルを受賞した日本酒です。
20度以上21度未満と高いアルコール度数と、とろりとした濃厚な口当たりが特徴。辛すぎず甘すぎない中口で、米の旨みを楽しめます。
なんといってもコスパが良いのが嬉しいですね。紙パックなので扱いやすいのも◎。
家に一本ストックしておきたいおいしさです。
5位 甘酸っぱいおいしさ「みゆき酒生地にごり酒」
【アルコール度数】20度〜21度
小泉本店は、150年以上の歴史を持つ酒造です。厳島神社造酒所として御神酒を作っている蔵元で、地元で古くから愛され続けています。
「御幸(みゆき)」の名は、明治18年の明治天皇の行幸にちなんだ名前なんですよ。
アルコールは20度以上21度未満の濃厚甘口。コクがありまろやかな味わいですが、乳酸飲料のような程よい酸味があり、意外とするりと呑めます。
軽く冷やして呑むのがおすすめです。
4位 飲みすぎ注意!「活性原酒 雪っこ (にごり酒)」
【アルコール度数】20度〜21度
酵母や酸素が生きたまま瓶に詰めた、活性原酒です。
20度以上21度未満という高めのアルコール度数を感じさせない飲みやすさ。
とろりとした優しい口当たりと、甘酒のような甘さが特徴。甘みの奥に酸味や苦味の複雑な味わいもあり、何杯飲んでも飽きないおいしさです。
冷やすとより飲みやすくなります。牛乳やソーダなどで割るアレンジもおすすめです。
3位 スッキリ辛口「想天坊 じゃんげ 超辛口二十度生」
【アルコール度数】20度〜21度
アルコール度数20度以上21度未満、超辛口のお酒です。火入れをせず、生原酒のまま蔵出ししています。
ピリっと辛口、後味はスッキリ。意外と滑らかな飲み口と、米の旨みも感じることができます。
昔ながらの日本酒の味わいで、辛口好きには変わらないおいしさ。
冷やして飲むのがおすすめです。
2位 濃厚でまろやか「玉川 自然仕込 山廃純米 白ラベル 無濾過生原酒 夏越し常温熟成」
【アルコール度数】20度〜21度
通常は冷蔵で管理される生酒ですが、常温で熟成してあるという変わった日本酒です。
アルコール度数は20~21度。常温熟成しただけあって、濃厚でまろやかな味わい。黄金色のボディと熟成香が印象的です。
旨みと甘みがじんわりと広がる、呑み応えのある逸品。
燗を付けるとまた印象が変わります。さまざまな温度で遊んでみてください。
1位 カクテルベースにも!「関白 弐壱七(いちにいなな)」
【アルコール度数】21.7度
アルコール度数は驚きの21.7%。日本酒を名乗れるギリギリの度数です。
どっしりした呑み応えのある旨口。米の甘みも感じます。
度数が高いので、様々な楽しみ方ができます。冷やロックはもちろん、カクテルベースとしてもおすすめ。柚子や山椒を添えたり、コーラやお茶で割ったり、果実をつけて果実酒にしても。