日本酒や焼酎を合わせるイメージが強い蕎麦料理ですが、ワインと合わせるのも美味しいですよ。
特にワインを呑まれているフランスやイタリアでは、そば粉を使ったガレットやパスタがよく食べられている地方。
同じ原材料で蕎麦、とくにざるそばなど蕎麦そのものの味が楽しめる蕎麦料理には、ワインがよく合います。今回は、蕎麦と相性の良い美味しいおすすめワインをご紹介します。
上品な味わい「ルイ・ジャド ブルゴーニュ ピノ・ノワール」
上品な味わいのピノ・ノワールは、蕎麦料理と相性の良いワイン。蕎麦の風味とも、出汁の風味ともしっかり調和する、マリアージュを楽しめる組み合わせです。
ざるそばにはブルゴーニュ地方で造られているピノ・ノワールを合わせるのがおすすめです。果実味とタンニンのバランスが良い、エレガントな味わい。
イチゴやラズベリーを思わせる芳醇な果実味が印象的です。土のようなニュアンスと煙のニュアンスが、蕎麦の香ばしさを引き立ててくれます。
余韻続く「フレデリックマニャン ブルゴーニュ ピノノワール」
ブルゴーニュのピノ・ノワールを手軽に楽しみたい! そんなときは、このワインがおすすめです。程よい酸味とイチゴの果実味、強すぎない上品なタンニン。
口当たりは甘みを感じるほどフルーティですが、ボディはさらりと呑めます。余韻が長く続くのも特徴。とくに果実の味わいは長く残ります。
この値段で手に入るとは思えない超クオリティに、あなたもきっと驚くはず!
そばとよく合う「ライダー・エステート ピノ・ノワール」
蕎麦そのものの味わいを楽しみたいときは、このピノ・ノワールを合わせるのがおすすめ!口当たりはとっても滑らか。
チェリーとブラックベリー、プラムの黒い果実味に、バニラがほんのり香る上品な味わい。
優しい渋みと伸びやかな酸味がそばに寄り添い、素敵なマリアージュを楽しませてくれます。
果実味豊か「マム グラン コルドン」
シャンパーニュも、蕎麦料理とよく合うワインです。出汁に多く含まれている旨み成分、アミノ酸を多く保有するシャンパーニュは、同じ要素を持つ日本の出汁と相性抜群!
蕎麦だけでなく和食全般と合わせやすいお酒なんです。マムのシャンパーニュは、ピノノワールを45%使用した、とくにそばつゆとよく合う一本。
桃やアプリコットの香りと、果実味豊かな味わいが魅力的です。
和食とよく合う「グランポレール 甲州」
日本固有のワイン用品種、甲州。スッキリした味わいでどこか日本酒のような雰囲気を持つ甲州は、和食とよく合うワインとして知られています。
甲州らしいフルーティな味わいに、爽やかな酸味が印象的。すっきりとした味わいがざるそばとベストマッチ!
日本酒と同じように、寿司や刺身、天ぷらと合わせるのもおすすめです。
レモンの清涼感「ジャパンプレミアム 甲州」
2015年日本ワインコンクール「甲州辛口タイプ」部門で銀賞を獲得したワインです。甲州の味わいを活かすため、100%甲州で作っています。
レモンの香りと味わいが印象。柑橘の香りと強めの酸味で、すっきりした味わいです。キンキンに冷やして、夏にいただきたいおいしさ。
そばつゆにレモンを入れると、さらにこのワインとよく合いますよ。
後に残らない「ルバイヤート 甲州シュール・リー」
「和食に合うワイン」をテーマに造られたワインです。シュール・リー製法を採用しており、これにより酵母由来の旨みや風味も味わえる、厚みのある味わいに仕上がっています。さらに、香りを残すためあまりろ過をしていません。
日本酒の辛口のような雰囲気。すっと入って来てキレよく抜けていく、後に残らないおいしさ。冷やしすぎない方が香りが楽しめ、美味しくいただけます。
お肉からお魚まで「KAMOSHI カモシ 甲州醸し仕込み」
「和食には甲州」が定番ですが、ちょっと趣向を変えて、こんな甲州を合わせてみるのはいかが?KAMOSHIは甲州を使い、オレンジワインの製法で造った一本。
オレンジワインとは、赤ワインの製法で造られた白ワインのこと。赤ワインのコクと白ワインの爽やかさを併せ持ち、お肉からお魚までなんでもよく合うんです。
とくに出汁やそばつゆとの相性が良いのが特徴。そばつゆにこだわったそば料理と合わせるのがおすすめです。
コスパ最高!「ベソ・デ・カタ トロンテス」
コスパが良く、デイリーワインにも最適なのがこのワイン。フルーティで引っ掛かりがなく、飲みやすい味わい。グレープフルーツや柚子のような香りがあり、この香りがそばの薬味とよく合います。
柑橘系のフルーツのような酸味や苦味も◎。柚子やネギを使った蕎麦料理と合わせて。
デイリーワインに「グランポレール エスプリ ド ヴァン ジャポネ 唯-YUI-」
日本の食卓に合うよう、造られたワインです。デラウェアを使ったやや辛口の微発泡は、口当たりも良く飲みやすい味わい。日本ワインらしい繊細な味わいと華やかな香りが印象的。
癖がない味わいなので、こちらもデイリーワインにぴったり。ジュースやリキュールで割り、カクテルにするのもおすすめです。