日本酒は出来立てがうまいと誰が決めた!ゆっくりと寝かせた熟成古酒の旨みは、大人こそが知り得る禁断の味そのものと言えます。
しかし日本酒の熟成は技術を要するもの、自分で日本酒を寝かせておくだけでは到底おいしい古酒とはならないのです。
匠の技があってこそのおいしい古酒をランキング形式で、第8位から第1位までご紹介しますのでどうぞご覧ください。
第8位・・・熟成なのに辛口「達磨正宗 十年古酒」
熟成古酒といえば濃厚なうまみと甘みを感じられるお酒を想像しますが、こちらの「達磨正宗 十年古酒」は、スキっとした辛口で飲みやすい古酒となっています。
日本酒古酒を売りとする酒蔵で生まれたというだけあり、人気の一本です。正直、味は好みがわかれるところだと思います。が、古酒ならではの独特の香りを好む方には胸を張っておすすめできます。
第7位・・・高貴な味が特長的「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」
昔々のその昔、平安時代から貴族の間で楽しまれていたという「貴醸酒」は、酒米と水ではなく酒米と「日本酒」をあわせて醸したもの。
日本酒よりも更なる深みと甘みを持つ「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」、高級な紹興酒のように高貴な味わいが特長的です。
日本酒と思って飲むといい意味で期待を裏切られます。女性よりな味わいとなっており、食後のデザートとして一杯飲むのがおすすめです。
第6位・・・新潟ナンバーワン古酒「越の誉秘造酒 もろはく」
日中国交正常化の折に乾杯酒としてふるまわれたという、伝説の古酒「越の誉秘造酒 もろはく」は、間違いなく新潟県ナンバーワンの日本酒古酒と言えるでしょう。
古酒といえばまとわりつくような甘みと濃厚さを感じがちですが、こちらは後味すっきりとしてあと引く旨みがたまらない、さすが米どころが生んだ古酒といった印象です。
少々値は張りますが、人生の節目やお祝いの席にぜひどうぞ。
第5位・・・伝統と確かな技が光る「瑞祥黒松剣菱」
個人的には間違いなくナンバーワン古酒としておすすめしたい「瑞祥黒松剣菱」は、開栓した瞬間に独特の「酒臭さ」を感じることができます。
このお酒はとても男性的で、「飲む人を選ぶ」お酒といえますが、一度はまると他のお酒では物足りなくなる不思議な魅力を持っています。
グラスに注ぐとあらわれる濃厚な色合いととろみ、飲んだ瞬間にカーッと喉と胸にしみこんで堪りません。今日は朝から夜まで呑んでいたい、そんなときにおすすめです。
第4位・・・幻の日本酒「十四代 秘蔵酒」
日本酒好きなら一度は飲んでみたいと思いつつも、全くと言っていいほど手に入らない幻の日本酒である「十四代 秘蔵酒」。
ただひたすらにうまい酒の元となる酒米を使用し、伝統の技を駆使して作られる確かな一本です。常温熟成が多い古酒の中で、低温長期熟成のためか「古酒らしいしっとり感」はあまり感じられず、日本酒度も+4度の割に甘みよりも切れの良さが際立っています。
フレッシュな日本酒では楽しめないコクと深みを持ち合わせつつも、くどくなり過ぎない「十四代 秘蔵酒」、これは一度は飲んでみるべきですね。
第3位・・・日本酒で40年越え!「沢の鶴 1973年醸造古酒」
日本酒の古酒の中でも40年越えという驚きの長期間熟成、もはや味は想像することすらできないのが「沢の鶴 1973年醸造古酒」です。
風味は既に日本酒という枠を飛び越え、何十年も熟成されている洋酒のように独特の風味を纏っています。
ナッツのような香ばしさ、日本的な「出汁」が効いたかのような不思議な旨み。新たな古酒の扉を開けたいのなら、「沢の鶴 1973年醸造古酒」を飲んでみてください。
第2位・・・「天狗舞 古古酒純米大吟醸」
古酒の中でも癖の少ない飲みやすさを持っているのが、「天狗舞 古古酒純米大吟醸」です。
いやいや、「天狗舞」といえば癖の強い男くさいお酒でしょ!?と味を知っている方は思うでしょうが、なぜか熟成させると角が取れ、まろやかで飲み口優しい飲みやすいお酒と変化するのです。「天狗舞」の違った魅力を感じることができますよ。
第1位・・・世界が認める深い味「白狼 古酒」
世界のワインコンクール「sake部門」にて、金賞以上の価値があると評された「白狼 古酒」。美しい琥珀色のお酒で、その味は複雑怪奇ながらも確かにうまい!
ドライシェリーのような甘さとフルーティさを感じたかと思えば、ウイスキーのような深い味もする、飲むごとに顔を変える不思議な古酒です。
洋酒や紹興酒が好きな方なら絶対にお気に入りになる一本と言えそうです。
まとめ
熟成させることで米の甘みがグッと深まる不思議な日本酒古酒、気になる一本は見つかりましたか?
スーパーなどで手に入れられるものもありますが、珍しいものは中々出回っていませんから、気になる古酒をネットで見つけたら即買いがおすすめです!
色々なおすすめ日本酒をまとめたページもありますので合わせて参考にして下さい。日本酒の種類別のおすすめ特集もありますよ。
おすすめ日本酒特集ページ